前回のブログから1か月ちょっと経ちました。



書くことはたくさんあって、更新しようと思うけれど、精神的なものなのか、体調がすぐれずに今日の更新になりました。



前回の更新から1か月ちょっとの間で、父の病状が悪化し、本日まで入院していました。




大細胞がんと胸膜播種の診断の後、分子標的薬が適合するかを調べる為、胸腔鏡手術が行われました。



手術と言うべきなのか、DNA型を調べる為の腫瘍採取が目的でした。



採取後、1週間程度入院し退院したのですが、その頃から胸のあたりを少し気にしだし、3日後には胸の苦しみを訴えました。



再度病院に行ったところ、胸水が貯まっているとの事で、1500cc抜きました。



抜いた後、靴が欲しいという事で、靴を買いに行ったところ、途中で具合が悪くなり、貧血を起こし、何とか帰宅しました。



そして2日後、胸の苦しみから満足に睡眠が取れず、起き上がる事が出来なくなりました。



家からタクシーで父を乗せ、土曜日で休診日でしたが病院に救急搬送し、そのまま入院となりました。



胸水がひどく、一度1500ccを抜いたのですが改善されず、ドレーンで排出する事にしました。



抜き過ぎると良くないのですが、ドレーンの隙から胸水が漏れ出し、結局4000cc程度抜きました。



それから今日まで13日間、胸水は量こそ減ったものの、それでも毎日1000cc程度出るし、そのせいで貧血をおこし、トイレに行くだけでも立っていられない状態になりました。



輸血をしてもそのまま胸水と一緒に排出され、ヘモグロビンの値もそれほど改善されません。



特におとついの夜は、吐き気から全く眠る事が出来ず、昨日はほとんど食事も取れず、これまでで一番最悪な体調でした。



父が東京に来たのは、自分の腫瘍が悪性なのか、どういう癌なのかを知る為ではなく、治療する為に来ています。



なのに、東京に来て2か月以上経っているにも関わらず、化学療法すら出来ていません。



腫瘍採取前に医師と今後の治療の話をした時に、一度は「東京で治療したい」と希望した、父。



でも、医師から「それは全然構わないが、治療を始めたら、もう帰京出来ない可能性が高い。おそらくどこでも同じ治療になるのなら、帰京した方がいいのではないか。」と言われ、考えた末、帰京を決めました。



検査結果が出たら帰京し、すぐ治療を始めるはずだったのに、あっという間に胸水が貯まり続け、歩く事もつらいくらいの貧血状態。



でもなんとか、本日帰郷できました。



退院後に空港に直行し、医師に付き添っていただき、ドレーンパックを持参しながら、航空会社のサポートの下、無事搭乗しました。



フライト中、貧血で体調がよくなかったそうですが、着陸後は状態も安定し、無事入院出来たそうです。



行ける時は毎日見舞いに行っていたので、結構疲れたのですが、帰京した今、肉体的なストレスが減る分、精神的なストレスがとても増えます。



毎日の状態がすごく気になるし、私が行くと結構調子がいい事が多いのですが、母に話を聞くと「おまえが来る前にすごく体調が悪かった」「ご飯が食べれない」などを聞くので、本当に心配です。



そして、母の体調も。



とりあえず年末に帰るので、元気な顔が見れる事を願いたいと思います。