腕の立つエクソシスト、ジョン・コンスタンティン。実は、天国と地獄のエージェント。
彼は子どもの頃から人には見えないものが見えてしまい、そのことに苦しみ、一度、自殺を図った。
だが、死に切れず、地獄に行くのが厭さに、人間界に手を出してはならぬというルールを破った
ハーフブリード(人間のふりをして人間界にいる異界の者)を地獄に追い返す仕事をしている。
少女の悪魔祓いをきっかけに、近頃、何かがおかしいと感じているコンスタンティン。
そんな頃、ロス市警のアンジェラ刑事の双子の妹で精神病院に入院していたイザベラが謎の死を遂げた。
妹の死に納得できないアンジェラは独自に調査を始め、コンスタンティンに辿りつく。
イザベラの話を聞いたコンスタンティンは近頃の異変に関係あると思い、彼女と調査を始める。
やがて、天国と地獄、人間界の均衡を揺るがす事態が間近に迫っていることを知り、それにはアンジェラの
存在が不可欠なものであることを知る…
キリスト教の天国と地獄をテーマにした映画というのは欧米ではよく制作されるが、日本人の私には
イマイチわかりにくいところもある。
天国も地獄もどこか遠くにあるのではなく、路地の裏とか身近な場所に隣りあわせで存在していて
その境界は非常にあいまいなものだということ。
善と悪もそう。映画に出てきたハーフブリードには天使も悪魔もいる。
天使だからと言って善とは限らず、悪魔だからと言って悪とは限らない。
善と悪の境界線も非常にあいまいなもの。
「ルシファーの子、マモンが人間界に出でるためには、神の助けがいる」この言葉が象徴していると思った。
戦いの中で次々と仲間が犠牲になっていくにつれ、自己中の固まりだったコンスタンティンも次第に
変わっていく。遂に、アンジェラを救うために究極の手段、"自己犠牲"を選ぶ。
そのおかげでルシファーは20年待っていたのにコンスタンティンを連れて行くことができず
向こうに行かせるくらいならと…成程、そうするのですか…と半ば感心した。
コンスタンティンに対するルシファーの愛憎入り混じった複雑な感情は、何だか妙に人間臭く感じてしまった。
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