彼女の歳は37歳。
私より一つ年下だ。
自分の両親と、夫と、小学4年の息子と、4歳の娘がいる。
彼女を知ったのは、子供が通う保育所が同じだったから…。
知り合いが多く、でしゃばりな私が、保育所の母の会の会長になると、いつも一所懸命手伝ってくれた。
なかなか人に甘えたり、頼ったりする事が出来ない私に、気を使って色々と自分から協力してくれた。
年下だけれど、久しぶりに気を使わずに接する事の出来る、私にとっては、とても貴重な人だった…。
彼女ではなくて、私が死ねば良かった。
彼女は、まだ、生きたかったはず。
私が死ねば、彼や彼の家族も傷つける事も無く…、
そして、私も、
彼との終りを見ることも無く、この気持ちに身を焼く事も無い…。
何故、彼女が死ななければならなかったのか…。
涙が止まらない…。