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西鉄高速バス「道後エクスプレスふくおか号」 3134 西工92MC SD-Ⅱ


写真は、昨年2010年3月をもって撤退した、西鉄高速バスの福岡~松山間夜行高速バス「道後エクスプレスふくおか号」です。


開業して間もない2008年7月に伊予鉄松山市駅にて撮影したものですが、ご覧の通り「ムーンライトカラー」の車両が充てられていました。


昨年秋に解散となったにしてつグループの車体製造会社”西日本車体工業”(通称:西工)製の「SD-Ⅱ」と呼ばれる車両ですが、実はこのタイプの車両、バスファンの中では「名車」として挙げる方が少なくありません。


というのも、この車両の設備が「快適な眠り」に徹底した造りになっているからで、シートは今や伝説となっている杉本工業製のスリーピングシートを採用、シートが深く倒れるだけでなく、寸法ギリギリにまで広げた室内空間と相まって足元が広く確保されているため、楽な姿勢で休むことが出来ます。

更に、各列にはフェイスカーテンを装備、各座席が個室のように仕切ることができるため、前後左右の人を気にすることなく、快適に眠れるように配慮されています。

中には、わざわざ西鉄便を選んで利用する方もいた程で、利用者からの支持も高かった車両でした。


しかしながら、時の流れには勝てないもので、次第にこのタイプの車両も台数を減らしていきます。

写真の車両も数年前に廃車されてしまいました。

そして現在、このタイプの車両で定期運行している路線は、福岡~鹿児島線「桜島号」夜行便のみとなっています。

他に続行便用&予備用として数台保有していますが、これらについてもそう遠くない時期に廃車されることでしょう。


西鉄の「ムーンライト型車両」は、「ムーンライト号」の開業以来様々な進化を遂げ、今や夜行バスの歴史を語る上で欠かすことの出来ない車両にまでになりました。

「ムーンライトカラー」車両の引退もそう遠くはなさそうですので、まだ「ムーンライトカラー」の車両に乗車したことのない方は、出来るだけ早いうちに乗車されることをお勧めします。

そして西鉄の「ムーンライトカラー」車両が、例え全廃したとしても我々バスファンの心の中にず~っと走り続ける存在であって欲しいと思います。

西鉄高速バス「道後エクスプレスふくおか号」 3134 松山行き方向幕

↑「道後エクスプレスふくおか号」松山行きの方向幕。
道後温泉をイメージしてか、温泉マークが入っていました。