夜行バス黄金期の近畿日本鉄道「トロピカル号」

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写真は、今から10年以上前に撮影した、近畿日本鉄道（現：近鉄バス）の鹿児島特急線「トロピカル号」です。


当時の近鉄の夜行高速バスの主力車両といえば、写真の日野グランデッカ（P-RU638BB)でした。

しかも、この頃は路線毎の独自のカラーリングが設定されていて、バスファンのみならず見ていて楽しかったのが近鉄夜行高速バスの特長でもありました。

しかしその後は写真のカラーリングに統一され、更に現行の「クルーザー色」に至っています。


このカラーリングは、かつて在籍していた日野自動車製の2階建てバス「グランビュー」のカラーリングを踏襲したものです。

「グランビュー」のカラーリングも、元々はメーカーのサンプルカラーをアレンジしたものだったと記憶しています。


私自身、このカラーリングの車両は、今は無き埼玉特急線「サテライト号」と栃木特急線「とちのき号」、宮崎特急線「あおしま号」でそれぞれ乗車したことがあります。

角張った「グランデッカ」のスタイルと「グランビュー」のカラーリングが良くマッチしていて、個人的には好きな車両の一つでした。


そういえば、確かこの手の車両は、一台一台に「Vista　●●」と愛称が付いていましたね。


今となってはいい思い出なのですが、もしタイムマシーンがあれば、一度で良いからこの時代に戻ってみたい気もします。