まず、このニュース。


児童32人に指紋を押させる/平塚

平塚市立勝原小学校(同市高村、伊藤博彦校長)で五年生の学級を担任する男性教諭(24)が「いいクラスをつくる」ための誓いとして、児童三十二人全員から指紋押なつを求めていたことが二十三日、分かった。同校は「人権への配慮が足りなかった」として、校長が同教諭を口頭で厳重に注意。二十八日には保護者向けに説明会を急きょ開き、謝罪するという。

詳しくはリンク先をご覧になるとわかりますが、

この学級である児童の上履きがなくなり(この時探したが出てこなかった)、クラスで話し合いを持った結果みんなで「誓い」を書いた紙に署名し、二度とないようにしようという事で、子供達も同意の上の行動だそうです。おそらく捺印の代わりの、指紋押捺という事だったんでしょう。

これ指紋さえ押さなければ、結構いい話で終わったんじゃないかなと思うんですが。犯人捜しなどの意図は、全くなかったそうですし。


私はこのニュース全然知らなかったんですが、今日会議の時校長先生からお話がありました。人権感覚というものをきちんと持とう、ナニカコレハオカシイゾ?というアンテナが張れるようにしようという趣旨のお話でした。

「人権」については私、ちょいと苦い思い出がございます。


子供がまだ保育園行ってたんで、もう10年以上前だと思いますが、前任地で全校にアンケートを取るため、当時だったんで4000部近く印刷して配布したと思います。

で、そのあと1校から電話。「宛名が「父兄」になっている。うちの学校は人権問題の研究をしている以上、この文書は出せないので作りなおしてほしい」

確かに「@@学校 父兄様」でした。

ですが当時、そのどこが悪いか恥ずかしながらわかんなかった。しかもこの文書、センター及び教育委員会の決済をもらっている、という事はそこでもだーれも気づかなかったって事です。

ちなみに他の学校も同じでした(学校名のみ替えてある)が、刷り直しなどの対応はこちらに黙って対応されていました。

(余談ですが当時、保育園の保護者会の会長をしていましたが、園長先生にも「それはおかしい」と言われたので、自分がそちらで文書出すときは非常に気を付けました。)


何が悪いかわかんない方はおられませんよね?

(父兄ではなく、保護者が正解です)

んー、でも私母子家庭育ちですが、私もそうだし、当時まだ元気だった私の母も不快感などなかったし、ナニガオカシイノカワカラナイヨ?という感想でした(そういう家庭への配慮、と言われたので)。

それは当時、母世代ではごく普通に使われていた言葉だったからです。

人権とか差別ってやつは、その人の育つ環境によってボーダーがわかれると思うんですね。で、何が本当に正しいか?ってのはないと思ってます。相手が嫌な思いをするなら避けねばなりませんが、それが過剰反応言葉狩り思想狩りになるかどうかの判断が難しい。

ということで「人権感覚」を持つのは、とっても難しいことだと思います。

でも、「先生」やってる以上は常に世の中にアンテナ張って、何が許されて何が駄目なのかを感じてないとダメなんですよね。