2013.7.27
今井麻美 11thシングル
『星屑のリング』発売記念イベント
トーク&お渡し会 at アニメイト天王寺店
---------------------------------------------------------------------
※お約束※
録音・録画・メモは一切取っておりません。
抜けがあると思われますがご了承ください。
雰囲気だけでも伝われば幸いです。
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16時30分集合の17時開始。
アニメイト天王寺店はお馴染みの独自のスタイル。
お店の中の棚を移動させ、店舗の一部を区切ってスペースを作る。
そのため一部スペースに入れないお客さんが出来てしまうも、
店内にはイベント中音声が漏れるという不思議な空間に。
イベントスペース内は星屑のリングのアーティスト写真と、
『発売記念イベント』の文字が壁一面に大きく貼られる。
壇上スペースが用意され、そこに机。
左上には液晶が吊され、歴代のMusic Videoが流される。
イベント参加者を全員スペースにいれてから葉書順に整列。
葉書の確認と荷物チェックを店員が行いながら並んでいく。
狭いスペースの中立った状態でイベント開始を待機する。
その間に店員から諸注意。
カメラ・映像の録音禁止、携帯をなるべくOFFに。
また、本日お渡し会をする際、葉書を回収するのと一緒に、
どんなに小さい荷物でも必ずスタッフに預けてください。というお願いがされる。
そして濱田Pが登場。ほんの少し前説。
みんな礼儀がいいので大丈夫だと思いますがよろしくお願いします。とお願い。
準備が出来ているかを確認して、皆で『ミンゴース!』と呼び込んで登場。
------
昼間と同じくおでこを出した今井さんが登場。
「おはようございまーす」と元気にご挨拶、壇上へ上がる。
本日は星屑のリング発売記念イベント、
アニメイト天王寺店に...と言いながら液晶を見ると、
「流れているのはLimited Loveなんですけど(笑)」とMVを指し、
「実はこれ、今度出るMusic Clip CollectionのチェックVなんです」
とアユミチャンが持ってきたVをそのまま流していることを告白。
「なにか変なとこなかった?私も初めて見るんです」と言うと、
大丈夫-!と会場から声が聞こえ、ほっと一安心。
さて本日はお渡し会ということで、と
作ってきた星屑のリングアーティスト写真に
複製されたサインが入ったポストカードを全体へ見せる。
今井さんは先ほど見た時「NOT FOR SALE」の「SALE」に目が行き、
「SALE!?安売り!?」と勘違いをしてしまったんだそうで、
「今の時期SALE気になるじゃないですか、特に女の子は目がないよね!」と一言。
さきほどの空き時間にも、ようやくできたハルカスに行ってきたそうで、
天王寺に来るたびに「あ、できたんですね!」「まだです。」
「あ!できました!?」「まだです」という会話が何度もされていたんだとか。
そこで濱田さんとアユミチャンとハルカスをふらつき、
買う予定はなかったものの釣られて試着も結局は買わなかった今井さん。
理由はお察しください、という不思議な物言いで理由を濁していると、
液晶のほうのチェックVが、おまけ映像も流れていることに気付き、大慌てする今井さん。
「え!?流れちゃってるよ!?」と慌てながら液晶の下でジャンプすると、
「あ、注目されちゃう、こっち行っちゃだめじゃん」と逆方向へ。
濱田Pを見るも何も動じていないので「音声聞こえる?聞こえない?」としつつ、
「ずっと喋ってなきゃだめだね!?」と挙動不審になりながら「ま、いっか」とあっさり。
この映像は珍しく「自メイク」だったようで「大丈夫ですね!」としていると、
「最近はメイクさんがしてくれるからね」とぽろっと最近の映像事情を告白。
そしてここで今日の流れを説明。
せっかくだから少しトークをしたいのだけれど、というと
「これは座れないのかな?」と参加者が立って聞いているのを配慮。
「お渡しだから」という理由で立っていることがわかると、
「気持ち一歩前に出てみようか」と前の人に指示。
いいのかな?となる参加者に「いい、いい。私が許す。」と許可。
そして前のほうはその場におのおので座り、仕切り直し。
さて今日はお渡しをするにあたって、特にはないものの、
この人数なので皆さん節度を持ってお願いしますね。と改めてお願い。
せっかくなのでこれだけは伝えたい!ってことを是非話して欲しいとのこと。
というのも、よくあるのが目の前に来ると「何話すのか飛んじゃいましたー」となり、
話がまとまらないまま終わってしまったという後悔のメールがSSGや手紙で後日届くらしく、
あまり長く時間はとれないけれど、せっかくなので聞かせて欲しいと、今井さんは話す。
ここからせっかくなので質問コーナーへ。
なにか聞きたいことある人ー?と挙手制で当てていく。
●星屑のリングの写真がきょとんとした顔なのは何故?
壁にも貼られている星屑のリングアーティスト写真。
「このことでいいんだよね?」と確認しながら「きょとんとしてるよね」という。
この写真があがった時も「きょとんとしてるねー」と話していたら、
SSGスタッフのむーたんが「きょとぽんとしてますね」と言ったことから、
しばらく「きょとぽん」という言葉が仲間内で流行ったことを明かす。
実は、写真のほとんどは濱田Pがセレクトしているんだそう。
というのも、今井さん自身はあまり自分が好きではなく、
また、自分が選ぶ写真がどうしても偏ってしまい、
自分の中の好きな顔、嫌いな顔があってどうしても選んでしまうんだという。
特にニカッと笑った顔があまり好きではなく、大人しめのものを選ぶことが多いといいつつ、
自身の「曲にあった写真を選ぶからシュッとしているもののが多いですね。」という。
しかし以前までは自分でも選んでいたといい、その時期を
「Aromaの頃まででしたっけ?」と濱田Pに振ると「もう少し前だと思う」と返答から
「COLOR SANCTUARYまででしたっけ?あ、結構最初だった」と言い直す。
やっぱり自分が選ぶよりは他人に選んで貰ったほうがと思った今井さんは、
どうですかね?と言いながら質問者に向けて、今まででどれが好き?と振る。
突然の振りに戸惑った質問者はしばし動揺し、考えはじめる。
チッチッチッチッチと時計のようにあらわすと、参加者からブッブー!と厳しい声が。
そこで質問者から「COLOR SANCTUARY!」という声があがり、
「COLOR SANCTUARY!の!どれ?」とバージョンによって違うジャケットにあわせ再び質問。
「ちなみにBD限定版が…青?青ってどんなんだっけ?」と自身でも確認しつつ、
「あれもきょとん顔だ!」といって振ると「DVDが緑であれが?アップ?」
「DVDが緑だっけ?あれが?アップ?」とまた確認していると、
すると「COLOR SANCTUARYはどれもきょとん顔」と濱田Pから反応があり、
「どれもそうみたい(笑)濱田さんが好きな顔なんでしょうね」と納得。
そこで質問者から「緑!」という回答があり、「あっぷのやつだ!」ともう一度確認。
「皆さんももう一度COLOR SANCTUARYを確認していただいて」と言いながら、
「この店舗にまだあるかなー?」と店員さんを見るもわからず、
「私も家でもう一度見てみます。みんなも持ってなかったら友達にでも」と笑う。
そして今回のアーティスト写真やジャケットが好評であったことを
この場で確認し「よかったですね。濱田さん」と濱田Pセレクトに安心していた。
そして次の質問
●コンペと自分で作詞するものと依頼詞で違いはありますか?
質問を聞きながら自身で言葉にして反芻する今井さん。
「コンペと、作詞したものと、依頼して書いてもらうもの、だよね?」
と確認しながらマイクを通して参加者に質問内容を伝える。
「違いかぁ・・・」と考えながら深く「うん、違うね。」と同意し、
ひとつずつ丁寧にその違いについて、話し始める。
●今井麻美の場合(自分で作詞するもの)
まずは自分で作詞するものから。
基本的にどの歌詞も「曲先行」の今井麻美楽曲。
まず自身で作詞する場合は「全体のテーマや世界観を決める」という。
その為にまず曲を聴きこむことからはじめ、
この歌はどのような世界観でどんな話にしたいか、
どんなことを伝えたいかを考え、全体像を考えると、
指で長方形を作り、ノートや紙を現すように四角を描く。
そこでまずは考えたもの、「こんな世界が良いなぁ」と思うものを、
「まず脳内で言葉にしてノートに書き殴る」ことからはじめるんだそう。
そうしていくうちに、自然に曲の音・語数に不思議とワードが当てはまり、
この曲が「こんな風に歌わせたがっているというのがわかる」というと、
そうして言葉が降りてくるようにそのまますらすらと書いていくと語る。
●コンペの場合
次にコンペで選ぶ歌詞の場合。
たくさんの作家さんが参加してくれるコンペ。
いくつかの候補を並べてその曲に合う歌詞を選ぶというもの。
今回の「星屑のリング」も選んだものがあり、
「Tender Is The Nightがコンペで」と言うと、
濱田Pから「星屑のリングも」と言われ「あっ。そうだ。」
と思い出しながら、その2曲がコンペで選んだものだという。
特に「星屑のリング」でもあったように並べられた候補の中で
「その歌詞が輝いて見える」と今井さんは選ぶ時のコツを語り出す。
ぱっと歌詞を見た際の「直感が大事なんだと思う」というと、
というのも「私の元に届くのは既に濱田さんが厳選してくれたもの」であり、
どの歌詞もその曲に合った世界観・歌詞になっており、
「どの歌詞を選んでもおかしくない」状況で選ぶことになるからこそ。
また、この星屑のリングは本当に曲に歌詞や言葉の音の数が
とてもあっていて綺麗で歌いやすく、とても気にいっている。と話すと、
実は濱田Pも「気になっている歌詞があるんだよねー」という話になり、
選ぶ際に二人で「せーのっ」と声を合わせて指したものが、
この「星屑のリング」で、見事この星屑のリングが選ばれたんだという。
そして先ほど直感も大事。と言ったが、
「その時の体調や調子が悪いとやっぱりいけない」というと、
やはり自身の調子にも関わってくるもので体調が悪い時に選ぶと、
選んだ歌詞を後日歌う時に違和感を感じてしまうことがあると語る。
そこで今井さんは
「選んだ歌詞を後から後悔するのは絶対にやなの。」と強く語り、
どの歌詞でも合うからこそ、どれもすばらしい歌詞だからこそ
その歌詞を選んだことが重要であり、その決断が必要なので
「後からこの歌詞よりあっちの歌詞にしとけばよかった・・・
なんて思いたくはないし、そんなことになるのは絶対やなの。
この曲にはこの歌詞なんだ、この歌はこんな世界なんだ。
と思って歌ったものを、みんなに届けたいし、届けないと駄目だと思う。」
と、自身の選んだ歌詞に対して自信を持って届けたい想いを語る。
といっても歌う時に違うかもしれないと思うことはあって、
例えば昨年発売された「Hasta La Vista」なんかがそうで、
この歌詞!と選んだものの何処か当初設定されていた世界観や
フレーズが、自身の考えていたものと違い、気になってしまい、
1度その選んだ歌詞を歌うのをやめて別のものを選ぼうとしたと告白。
されど、他の歌詞だとやはり違い「やっぱこれなんだよなぁ」となり、
その話を濱田Pにしたところ、濱田Pも思うところがあったらしく、
1度やめてしまったその歌詞を敗者復活のごとく復活させ、
その気になっていた部分だけを作詞家の方に相談し書き直して貰ったところ、
今歌われている「Hasta La Vista」が出来上がったんだそう。
あの時そう思わなければ今のHasta La Vistaは
生まれていなかったことを今井さん自身がもう一度実感すると、
「きっとそれも運命なんでしょうね。」としみじみと語る。
●依頼詞の場合
最後に依頼詞、事前に作詞家さんを決めて、
直接その作詞家さんに歌詞を依頼する形のものについて。
「実はこれが1番私にとっては難しくて」と一言。
依頼詞というのは事前にこんな風に書いて欲しい、と
「こんなテーマです」と依頼して書いて貰うものであるため、
全部歌詞が決められた状態のものを「はい。」と渡されるので、
「まずはその貰った歌詞を読み解くところからはじめる」と語る。
というのも、その歌詞がどんな世界観を描いているのか、
今井さん独自の世界観の解釈をしてどんな風に歌って欲しいのかを
まずは汲み取らなければ、満足に歌うことができないのではないかと考える今井さん。
「特に私は日本語の歌詞を歌わせて貰うことが多いので」と続け、
その日本語の意味、その『漢字』がどんな意味を持つのか、
どんな想いが込められた上でその文字が書かれているのかを意識して、
「私の想うその歌詞の解釈で、その世界を歌っていきたい」というと、
「私なりに気持ちを込めてその歌詞を歌っていきたい」と続け、
例えば(その場で流れていた星屑のリングの箇所)「消え入りそうで~」は
「ほんとに今にも消え入ってしまうんじゃないか」という風に歌いたいし、
「今井麻美だからこそ表現できる歌で、そう思える歌にしたい。」と語る。
しかし、そう思うことができるまで、気付くまでにはやはり時間がかかり、
今だからこそこういう風に表現しようと思えるものが掴めてきているものの、
最初の頃はどうしたいのかもよくわからなかったんだという。
その上、追求心の強い今井さんは「こんなんじゃないんです!」と
何度も「私のあらわしたいのはこういうのじゃない」とレコーディングで言い、
周りのスタッフが「大丈夫だよ?」というのも信じられず困らせていると語る。
特に自分で書いた歌詞なんかは自分で書いたものだからこそ、
世界観が全部掴めているため、理想を高く設定してしまい、
いつも歌う時に満足のいく歌い方が出来ずにいると語ると、
映像のPrecious Soundsに合わせてこれもそうだったと語る。
それでも、今後何度も歌っていくものだとしても、
歌っていくうちに自然に馴染んでいくものではあるが、
「CDで歌うものはその時の1番新しいものだから」というと、
「その時の1番のもの」を「今が1番新しいから今の1番を出したい」と強く語る。
その時その一瞬で今は今ではなく過去に変わるけれども、
その時、レコーディングの時はそれが1番新しいものだから、
またライブで歌っていくにつれて変わっていくものだとしても、
「あの時こう歌っていればなんて思うのは絶対にやなの。」と強く語った。
するとここで我に返ったのか、
「喋りすぎじゃね!?」と白熱する自身に突っ込みをいれ、
「今何分!?」と時間を気にすると25分!との声があがり、
「お渡し会しなきゃ!」と本日のイベント内容を思い出す今井さん。
笑いながら「つい喋り過ぎちゃった」と自身の熱い想いを振り返り、
「やー、いい質問だったから・・・」といいながら「お渡し会しよ!」と気分をチェンジ。
最後に。
この星屑のリングは、今まで出しているCDの中でも、
1番自分の中でもCDの時点で自信を持ってお届けできるものができた。
いつみんなの元に届けられるのかわからなかったものの、CDの時点で、
納得のいく歌い方ができた。と改めて自信を持てたCDであると語り、
「たくさん聞いて欲しい。深読みしたい人は存分に深読みして頂いて。」と語り、
2月から何度もライブで歌い続けてきて、また掴めていっている気がすると語る。
年末にはライブツアーも控えているため、お友達をお誘い合わせの上とお願いすると、
この後のお渡し会では最初に言ったとおり「これだけは伝えたい!というのを是非」というと、
「少し時間がぎりぎりになってしまったかもしれませんがご協力いただいて」と笑う。
ほんとに今日はありがとうございました。
また機会があればよろしくお願いします、と最後に言うと、
濱田Pから一旦今井さんに準備するのでと退場の指示で一旦捌ける。
そしてもう一度今日のお渡しの注意事項、荷物を預けることを指示し、
座っていた参加者を立たせ、列整理のし直し。
今井さんがもう一度登場すると少し不思議な動きをしつつ、
「この形は私も初めてなので皆さんよろしくお願いします。」と挨拶。
1人1人、約100人とほんの少しの団欒。
優しい笑顔で対応し、時にありがとう。と心を込めて。
時間のない人を先に通せば、ポストカードを受け取ってさっさと
帰ってしまう人に驚きと動揺を見せたり、当たりを引いた人に反応。
「名古屋にも是非来て欲しい」というファンの声を濱田Pに届け、
参加者がマナーを守り、笑顔で会話を交わすお渡し会が行われ、
今日1日の「星屑のリング発売記念イベント大阪」に幕を閉じた。
---------------------------------------------------------------------
お疲れ様でした。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
ちょっとしたミニトークにお渡し会。
今井さんの想いを聞けるとてもいいものになりました。
ここで少し個人的なこと。
僭越ながら「コンペと作詞と依頼詞の違い」については、
私自身が質問をさせて頂きました。
はい。今井さんを白熱させてしまいました。
お渡し会に参加された方で、
もっと今井さんと話したかった!という方へお詫びします。
質問をした理由は個人的なものなので省略として、
1つ1つ真摯に真面目に、とても真剣に懇切丁寧に、そして白熱するほどに、
また、今井さん自身の想いをのせて話してくれたことがとても嬉しかったです。
ありがとう麻美さん。とても素敵な話をありがとうございました。
あなたの心にも届きますように。ではまたいつかの機会に♪
今井麻美 11thシングル
『星屑のリング』発売記念イベント
トーク&お渡し会 at アニメイト天王寺店
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※お約束※
録音・録画・メモは一切取っておりません。
抜けがあると思われますがご了承ください。
雰囲気だけでも伝われば幸いです。
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16時30分集合の17時開始。
アニメイト天王寺店はお馴染みの独自のスタイル。
お店の中の棚を移動させ、店舗の一部を区切ってスペースを作る。
そのため一部スペースに入れないお客さんが出来てしまうも、
店内にはイベント中音声が漏れるという不思議な空間に。
イベントスペース内は星屑のリングのアーティスト写真と、
『発売記念イベント』の文字が壁一面に大きく貼られる。
壇上スペースが用意され、そこに机。
左上には液晶が吊され、歴代のMusic Videoが流される。
イベント参加者を全員スペースにいれてから葉書順に整列。
葉書の確認と荷物チェックを店員が行いながら並んでいく。
狭いスペースの中立った状態でイベント開始を待機する。
その間に店員から諸注意。
カメラ・映像の録音禁止、携帯をなるべくOFFに。
また、本日お渡し会をする際、葉書を回収するのと一緒に、
どんなに小さい荷物でも必ずスタッフに預けてください。というお願いがされる。
そして濱田Pが登場。ほんの少し前説。
みんな礼儀がいいので大丈夫だと思いますがよろしくお願いします。とお願い。
準備が出来ているかを確認して、皆で『ミンゴース!』と呼び込んで登場。
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昼間と同じくおでこを出した今井さんが登場。
「おはようございまーす」と元気にご挨拶、壇上へ上がる。
本日は星屑のリング発売記念イベント、
アニメイト天王寺店に...と言いながら液晶を見ると、
「流れているのはLimited Loveなんですけど(笑)」とMVを指し、
「実はこれ、今度出るMusic Clip CollectionのチェックVなんです」
とアユミチャンが持ってきたVをそのまま流していることを告白。
「なにか変なとこなかった?私も初めて見るんです」と言うと、
大丈夫-!と会場から声が聞こえ、ほっと一安心。
さて本日はお渡し会ということで、と
作ってきた星屑のリングアーティスト写真に
複製されたサインが入ったポストカードを全体へ見せる。
今井さんは先ほど見た時「NOT FOR SALE」の「SALE」に目が行き、
「SALE!?安売り!?」と勘違いをしてしまったんだそうで、
「今の時期SALE気になるじゃないですか、特に女の子は目がないよね!」と一言。
さきほどの空き時間にも、ようやくできたハルカスに行ってきたそうで、
天王寺に来るたびに「あ、できたんですね!」「まだです。」
「あ!できました!?」「まだです」という会話が何度もされていたんだとか。
そこで濱田さんとアユミチャンとハルカスをふらつき、
買う予定はなかったものの釣られて試着も結局は買わなかった今井さん。
理由はお察しください、という不思議な物言いで理由を濁していると、
液晶のほうのチェックVが、おまけ映像も流れていることに気付き、大慌てする今井さん。
「え!?流れちゃってるよ!?」と慌てながら液晶の下でジャンプすると、
「あ、注目されちゃう、こっち行っちゃだめじゃん」と逆方向へ。
濱田Pを見るも何も動じていないので「音声聞こえる?聞こえない?」としつつ、
「ずっと喋ってなきゃだめだね!?」と挙動不審になりながら「ま、いっか」とあっさり。
この映像は珍しく「自メイク」だったようで「大丈夫ですね!」としていると、
「最近はメイクさんがしてくれるからね」とぽろっと最近の映像事情を告白。
そしてここで今日の流れを説明。
せっかくだから少しトークをしたいのだけれど、というと
「これは座れないのかな?」と参加者が立って聞いているのを配慮。
「お渡しだから」という理由で立っていることがわかると、
「気持ち一歩前に出てみようか」と前の人に指示。
いいのかな?となる参加者に「いい、いい。私が許す。」と許可。
そして前のほうはその場におのおので座り、仕切り直し。
さて今日はお渡しをするにあたって、特にはないものの、
この人数なので皆さん節度を持ってお願いしますね。と改めてお願い。
せっかくなのでこれだけは伝えたい!ってことを是非話して欲しいとのこと。
というのも、よくあるのが目の前に来ると「何話すのか飛んじゃいましたー」となり、
話がまとまらないまま終わってしまったという後悔のメールがSSGや手紙で後日届くらしく、
あまり長く時間はとれないけれど、せっかくなので聞かせて欲しいと、今井さんは話す。
ここからせっかくなので質問コーナーへ。
なにか聞きたいことある人ー?と挙手制で当てていく。
●星屑のリングの写真がきょとんとした顔なのは何故?
壁にも貼られている星屑のリングアーティスト写真。
「このことでいいんだよね?」と確認しながら「きょとんとしてるよね」という。
この写真があがった時も「きょとんとしてるねー」と話していたら、
SSGスタッフのむーたんが「きょとぽんとしてますね」と言ったことから、
しばらく「きょとぽん」という言葉が仲間内で流行ったことを明かす。
実は、写真のほとんどは濱田Pがセレクトしているんだそう。
というのも、今井さん自身はあまり自分が好きではなく、
また、自分が選ぶ写真がどうしても偏ってしまい、
自分の中の好きな顔、嫌いな顔があってどうしても選んでしまうんだという。
特にニカッと笑った顔があまり好きではなく、大人しめのものを選ぶことが多いといいつつ、
自身の「曲にあった写真を選ぶからシュッとしているもののが多いですね。」という。
しかし以前までは自分でも選んでいたといい、その時期を
「Aromaの頃まででしたっけ?」と濱田Pに振ると「もう少し前だと思う」と返答から
「COLOR SANCTUARYまででしたっけ?あ、結構最初だった」と言い直す。
やっぱり自分が選ぶよりは他人に選んで貰ったほうがと思った今井さんは、
どうですかね?と言いながら質問者に向けて、今まででどれが好き?と振る。
突然の振りに戸惑った質問者はしばし動揺し、考えはじめる。
チッチッチッチッチと時計のようにあらわすと、参加者からブッブー!と厳しい声が。
そこで質問者から「COLOR SANCTUARY!」という声があがり、
「COLOR SANCTUARY!の!どれ?」とバージョンによって違うジャケットにあわせ再び質問。
「ちなみにBD限定版が…青?青ってどんなんだっけ?」と自身でも確認しつつ、
「あれもきょとん顔だ!」といって振ると「DVDが緑であれが?アップ?」
「DVDが緑だっけ?あれが?アップ?」とまた確認していると、
すると「COLOR SANCTUARYはどれもきょとん顔」と濱田Pから反応があり、
「どれもそうみたい(笑)濱田さんが好きな顔なんでしょうね」と納得。
そこで質問者から「緑!」という回答があり、「あっぷのやつだ!」ともう一度確認。
「皆さんももう一度COLOR SANCTUARYを確認していただいて」と言いながら、
「この店舗にまだあるかなー?」と店員さんを見るもわからず、
「私も家でもう一度見てみます。みんなも持ってなかったら友達にでも」と笑う。
そして今回のアーティスト写真やジャケットが好評であったことを
この場で確認し「よかったですね。濱田さん」と濱田Pセレクトに安心していた。
そして次の質問
●コンペと自分で作詞するものと依頼詞で違いはありますか?
質問を聞きながら自身で言葉にして反芻する今井さん。
「コンペと、作詞したものと、依頼して書いてもらうもの、だよね?」
と確認しながらマイクを通して参加者に質問内容を伝える。
「違いかぁ・・・」と考えながら深く「うん、違うね。」と同意し、
ひとつずつ丁寧にその違いについて、話し始める。
●今井麻美の場合(自分で作詞するもの)
まずは自分で作詞するものから。
基本的にどの歌詞も「曲先行」の今井麻美楽曲。
まず自身で作詞する場合は「全体のテーマや世界観を決める」という。
その為にまず曲を聴きこむことからはじめ、
この歌はどのような世界観でどんな話にしたいか、
どんなことを伝えたいかを考え、全体像を考えると、
指で長方形を作り、ノートや紙を現すように四角を描く。
そこでまずは考えたもの、「こんな世界が良いなぁ」と思うものを、
「まず脳内で言葉にしてノートに書き殴る」ことからはじめるんだそう。
そうしていくうちに、自然に曲の音・語数に不思議とワードが当てはまり、
この曲が「こんな風に歌わせたがっているというのがわかる」というと、
そうして言葉が降りてくるようにそのまますらすらと書いていくと語る。
●コンペの場合
次にコンペで選ぶ歌詞の場合。
たくさんの作家さんが参加してくれるコンペ。
いくつかの候補を並べてその曲に合う歌詞を選ぶというもの。
今回の「星屑のリング」も選んだものがあり、
「Tender Is The Nightがコンペで」と言うと、
濱田Pから「星屑のリングも」と言われ「あっ。そうだ。」
と思い出しながら、その2曲がコンペで選んだものだという。
特に「星屑のリング」でもあったように並べられた候補の中で
「その歌詞が輝いて見える」と今井さんは選ぶ時のコツを語り出す。
ぱっと歌詞を見た際の「直感が大事なんだと思う」というと、
というのも「私の元に届くのは既に濱田さんが厳選してくれたもの」であり、
どの歌詞もその曲に合った世界観・歌詞になっており、
「どの歌詞を選んでもおかしくない」状況で選ぶことになるからこそ。
また、この星屑のリングは本当に曲に歌詞や言葉の音の数が
とてもあっていて綺麗で歌いやすく、とても気にいっている。と話すと、
実は濱田Pも「気になっている歌詞があるんだよねー」という話になり、
選ぶ際に二人で「せーのっ」と声を合わせて指したものが、
この「星屑のリング」で、見事この星屑のリングが選ばれたんだという。
そして先ほど直感も大事。と言ったが、
「その時の体調や調子が悪いとやっぱりいけない」というと、
やはり自身の調子にも関わってくるもので体調が悪い時に選ぶと、
選んだ歌詞を後日歌う時に違和感を感じてしまうことがあると語る。
そこで今井さんは
「選んだ歌詞を後から後悔するのは絶対にやなの。」と強く語り、
どの歌詞でも合うからこそ、どれもすばらしい歌詞だからこそ
その歌詞を選んだことが重要であり、その決断が必要なので
「後からこの歌詞よりあっちの歌詞にしとけばよかった・・・
なんて思いたくはないし、そんなことになるのは絶対やなの。
この曲にはこの歌詞なんだ、この歌はこんな世界なんだ。
と思って歌ったものを、みんなに届けたいし、届けないと駄目だと思う。」
と、自身の選んだ歌詞に対して自信を持って届けたい想いを語る。
といっても歌う時に違うかもしれないと思うことはあって、
例えば昨年発売された「Hasta La Vista」なんかがそうで、
この歌詞!と選んだものの何処か当初設定されていた世界観や
フレーズが、自身の考えていたものと違い、気になってしまい、
1度その選んだ歌詞を歌うのをやめて別のものを選ぼうとしたと告白。
されど、他の歌詞だとやはり違い「やっぱこれなんだよなぁ」となり、
その話を濱田Pにしたところ、濱田Pも思うところがあったらしく、
1度やめてしまったその歌詞を敗者復活のごとく復活させ、
その気になっていた部分だけを作詞家の方に相談し書き直して貰ったところ、
今歌われている「Hasta La Vista」が出来上がったんだそう。
あの時そう思わなければ今のHasta La Vistaは
生まれていなかったことを今井さん自身がもう一度実感すると、
「きっとそれも運命なんでしょうね。」としみじみと語る。
●依頼詞の場合
最後に依頼詞、事前に作詞家さんを決めて、
直接その作詞家さんに歌詞を依頼する形のものについて。
「実はこれが1番私にとっては難しくて」と一言。
依頼詞というのは事前にこんな風に書いて欲しい、と
「こんなテーマです」と依頼して書いて貰うものであるため、
全部歌詞が決められた状態のものを「はい。」と渡されるので、
「まずはその貰った歌詞を読み解くところからはじめる」と語る。
というのも、その歌詞がどんな世界観を描いているのか、
今井さん独自の世界観の解釈をしてどんな風に歌って欲しいのかを
まずは汲み取らなければ、満足に歌うことができないのではないかと考える今井さん。
「特に私は日本語の歌詞を歌わせて貰うことが多いので」と続け、
その日本語の意味、その『漢字』がどんな意味を持つのか、
どんな想いが込められた上でその文字が書かれているのかを意識して、
「私の想うその歌詞の解釈で、その世界を歌っていきたい」というと、
「私なりに気持ちを込めてその歌詞を歌っていきたい」と続け、
例えば(その場で流れていた星屑のリングの箇所)「消え入りそうで~」は
「ほんとに今にも消え入ってしまうんじゃないか」という風に歌いたいし、
「今井麻美だからこそ表現できる歌で、そう思える歌にしたい。」と語る。
しかし、そう思うことができるまで、気付くまでにはやはり時間がかかり、
今だからこそこういう風に表現しようと思えるものが掴めてきているものの、
最初の頃はどうしたいのかもよくわからなかったんだという。
その上、追求心の強い今井さんは「こんなんじゃないんです!」と
何度も「私のあらわしたいのはこういうのじゃない」とレコーディングで言い、
周りのスタッフが「大丈夫だよ?」というのも信じられず困らせていると語る。
特に自分で書いた歌詞なんかは自分で書いたものだからこそ、
世界観が全部掴めているため、理想を高く設定してしまい、
いつも歌う時に満足のいく歌い方が出来ずにいると語ると、
映像のPrecious Soundsに合わせてこれもそうだったと語る。
それでも、今後何度も歌っていくものだとしても、
歌っていくうちに自然に馴染んでいくものではあるが、
「CDで歌うものはその時の1番新しいものだから」というと、
「その時の1番のもの」を「今が1番新しいから今の1番を出したい」と強く語る。
その時その一瞬で今は今ではなく過去に変わるけれども、
その時、レコーディングの時はそれが1番新しいものだから、
またライブで歌っていくにつれて変わっていくものだとしても、
「あの時こう歌っていればなんて思うのは絶対にやなの。」と強く語った。
するとここで我に返ったのか、
「喋りすぎじゃね!?」と白熱する自身に突っ込みをいれ、
「今何分!?」と時間を気にすると25分!との声があがり、
「お渡し会しなきゃ!」と本日のイベント内容を思い出す今井さん。
笑いながら「つい喋り過ぎちゃった」と自身の熱い想いを振り返り、
「やー、いい質問だったから・・・」といいながら「お渡し会しよ!」と気分をチェンジ。
最後に。
この星屑のリングは、今まで出しているCDの中でも、
1番自分の中でもCDの時点で自信を持ってお届けできるものができた。
いつみんなの元に届けられるのかわからなかったものの、CDの時点で、
納得のいく歌い方ができた。と改めて自信を持てたCDであると語り、
「たくさん聞いて欲しい。深読みしたい人は存分に深読みして頂いて。」と語り、
2月から何度もライブで歌い続けてきて、また掴めていっている気がすると語る。
年末にはライブツアーも控えているため、お友達をお誘い合わせの上とお願いすると、
この後のお渡し会では最初に言ったとおり「これだけは伝えたい!というのを是非」というと、
「少し時間がぎりぎりになってしまったかもしれませんがご協力いただいて」と笑う。
ほんとに今日はありがとうございました。
また機会があればよろしくお願いします、と最後に言うと、
濱田Pから一旦今井さんに準備するのでと退場の指示で一旦捌ける。
そしてもう一度今日のお渡しの注意事項、荷物を預けることを指示し、
座っていた参加者を立たせ、列整理のし直し。
今井さんがもう一度登場すると少し不思議な動きをしつつ、
「この形は私も初めてなので皆さんよろしくお願いします。」と挨拶。
1人1人、約100人とほんの少しの団欒。
優しい笑顔で対応し、時にありがとう。と心を込めて。
時間のない人を先に通せば、ポストカードを受け取ってさっさと
帰ってしまう人に驚きと動揺を見せたり、当たりを引いた人に反応。
「名古屋にも是非来て欲しい」というファンの声を濱田Pに届け、
参加者がマナーを守り、笑顔で会話を交わすお渡し会が行われ、
今日1日の「星屑のリング発売記念イベント大阪」に幕を閉じた。
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お疲れ様でした。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
ちょっとしたミニトークにお渡し会。
今井さんの想いを聞けるとてもいいものになりました。
ここで少し個人的なこと。
僭越ながら「コンペと作詞と依頼詞の違い」については、
私自身が質問をさせて頂きました。
はい。今井さんを白熱させてしまいました。
お渡し会に参加された方で、
もっと今井さんと話したかった!という方へお詫びします。
質問をした理由は個人的なものなので省略として、
1つ1つ真摯に真面目に、とても真剣に懇切丁寧に、そして白熱するほどに、
また、今井さん自身の想いをのせて話してくれたことがとても嬉しかったです。
ありがとう麻美さん。とても素敵な話をありがとうございました。
あなたの心にも届きますように。ではまたいつかの機会に♪