大絶賛の解説… | 気のむくままに独り言

気のむくままに独り言

このブログは自分用の備忘録です。
拡散、転載はしないでください。

好きなことを、ひっそりとつぶやいてみる。
フィギュアスケート(主に高橋大輔選手)、モノづくりなど…。

今日はJSPORTSで四大陸選手権の放送があった。
実況は小林千鶴さん、解説はISUテクニカルスペシャリストの東野章子さん。

これでもかと「素晴らしい」という言葉を連発で、大絶賛な解説だった。ニコニコ

東野さんの部分だけ解説を書き起こしてみた。

《リズムダンス》
■演技後
素晴らしかったですね。
最初のね、転倒は予想外だったんですけれども、
そのあと全然まったく影響ないですね。
タイミングがズレたとか、
ちょっと残念だったんですけれども、
素晴らしかったですね。

アプローチの…
このストリートダンスリズムの
課題に対するアプローチの仕方が大変斬新で、
みんなビックリしたと思いますよ。
ストリートダンススタイルをヒップホップなり、
そういったスタイルをどういう風に
表現するかというような、
彼らに備わるすべてのものを
出しているんじゃないかなと思って。
このアプローチの仕方が想像を超えたと思います。

一つ一つの動きが
全日本選手権よりさらにパワーアップしていて。
最初の転倒はね、本当にアクシデントだったけど、
本人たちはもうそんなことは何クソみたいな感じで
それをエネルギーに変えた感じですね。
素晴らしかったですよね。」

■演技振り返り時
「(転倒のあと)瞬間に立て直しましたね。
ミッドナイトブルースのキーポイントも
男性が長いエッジですね。
PStの途中だと思うんですけど、
自信に満ちて滑っていた印象があります。
二人のこのステップとかも見るたびに良くなって
リフトもよくテーマを表している。
魅入ってしまいましたね。」

■キスクラに映像が戻って
素晴らしかったですよね。」

■村元・高橋組について
素晴らしかったです。
彼らが他のカップルに与える影響が
凄く大きかったと思いますね。

世界中が賛辞を送っていると思います。」


《フリーダンス》
■5分間練習
「何か自信に満ちて滑っている感じが、雰囲気が、
伝わってきますね。」



■演技後
「うーん…、素晴らしい
胸が熱くなりました。
なかなか言葉が見つからないのですが、
素晴らしかったです。
あのーもう、スピードも落ちませんでしたね。
自分たちが一度(失敗)したことは、
決して二度はしないという。
どこまでも高みを目指していく、二人のマインドが
ヒシヒシと伝わってきましたし。
やはりこの舞台は特別ですね。

本当に(千鶴さんが)おっしゃったように
再び表彰台に戻るという村元選手と、
新しい二人のスタートと
本当に素晴らしかったですね。

本当にあの、二人の生き方というか、挑戦の仕方、
一体どこまで道を切り拓いてくれるんだろうと。
新しいことをどこまでしてくれるのかなと。
やはりこの大会全体を通じて、二人のこの滑りが、
すべて影響していると思いますよ。」

■演技振り返り時
「ストレートラインリフトですね、
本当に今日は非常に安定していて。
ワンフットステップなんかは二人ギリギリまで
近づいていこうとする。
わざわざ自分たちの過程なんだっていうところが
ヒシヒシと伝わってきて。
本当に今日は良かったです。

あのマリーナ先生のそばで
直に指導してもらうということで、
いろいろ技術以上のものを二人だからと
2倍も3倍も指導してくれたんだと思います。」

■キスクラに映像が戻って
「(銀メダル以上が確定して)
うんうん、よかったよかった」

■アイスダンスメダルセレモニー
この表彰台は価値があります素晴らしい
彼らの存在、世界中に影響を与えていて素晴らしい
やっぱりこう、みんなが注目していると思います。

2010年のバンクーバーオリンピックのとき、
高橋大輔選手が『道』というあの、道を作って、
彼らがまた新しい道を作ってくれて。
村元選手が、
高橋選手をアイスダンスの道に引き込んだ村元選手が新しい女性の生き方を、
道を切り拓いていく二人の頼もしさに
エネルギーを貰っています。
どこまで道を切り拓いてくれるのかなと頼もしさでいっぱいです。」


二人の存在が世界中に影響を与えるとまで言ってくれたのに、オリンピックに出られないという。
きっと世界中に残念に思っている人が多いだろうな。

ちょっと停滞気味のGOE。
素人目にはどこでそんなにGOEの差がでているのか今ひとつわからない。
スペシャリスト視点でここをと説明があればなお嬉しかったな。


北京五輪開幕まであと4日。
五輪出場選手に限定したアイスダンスのシーズンベストによるランキングを作ってくれた方がいた。


四大陸の「181.91」だと17位相当。
シーズンベストのワルシャワ杯の「190.16」だと13位。

五輪を最後に引退するカップルもいるので、世界選手権は10位に手が届く可能性がギリギリなところだ。
それでも可能性があるってところが凄い!

カップルを組んでISU国際試合にデビューしたばかりなので、点数が伸びる要素はまだ沢山残っている。

ヨーロッパ選手権や四大陸選手権をみて、"かなだい"のRDとFDはプログラム的に群を抜いて素晴らしいとあらためて感じた。
RDはストリートダンスという課題にピッタリで、なおかつ、あっという間に終わってしまう。
贔屓目ぬきにしても秀逸な作品だと思う。

どこまで道を切り拓いてくれるか楽しみだと言ってもらえたが、いつまでもやってくれるとは限らない。
そもそも五輪をゴールにアイスダンス転向したわけではないし、若い選手でもないので、悔しかったからといって次のミラノ五輪を目指す理由にはならない。

夢は別にあって、それを実現するための課題(人と組んで滑る)を勉強しているだけなのだ。
そして新たにチャレンジしたいものもでてきたように思う。
やりたいことへ進みたい気持ちが大きくなれば次へ進んでいく。

来季は継続してくれる可能性は高いと思っているけど、その次はかなり不透明。
1/31発売のAERAでの最新インタビューを読んでそう感じた。

次へ進むなら30代でチャレンジしたいと思っているだろうしね。
まずは3月の世界選手権に向けて、いい練習ができますように。おねがい




BOOKウォッチ:
「阿吽の呼吸で感じあえるようになれば...」アエラが村元哉中・髙橋大輔ペアを独占取材。 



AERAdot.:
【独占】村元哉中&高橋大輔が銀メダルに手ごたえ 「やっと、やっていることと気持ちが一緒に」
(文/田村明子) 
★AERA2/7号(1/31発売)の掲載記事が一部公開





THE ANSWER:
第3回
「踊れる男子を育てたい」 高橋大輔の恩師、フィギュア指導者を志した人生の転機
(文/小宮良之)


〈過去〉
連載「名伯楽のフィギュアスケート論」

第1回
「あれは天賦の才」と恩師称賛 高橋大輔に見るフィギュア選手に必要な資質とは(2022/01/23)


第2回
高橋大輔の人生は「漫画や小説にもない物語」 恩師が確信する“かなだい”の輝く未来