自分の生まれた時代に文句があるかと言われれば、特段そういうわけではない。



私はいわゆるZ世代と呼ばれる年代で、ギリギリゆとり教育は受けていない。

ちょうど脱ゆとりが始まったころに小学校に入学した感じである。


かといって、今の中高生ほどSNS至上主義だったわけでもない。


学生生活を送るには、まあほどほどに良い感じの世代だったのではと思う。



最も恩恵を感じるのは、やはりインターネットの存在。


今はネット環境さえあれば、スマホひとつで無限にできることがある。


半世紀前のアルバムも、30年前のライブ映像も、いつでもどこでも、ほぼ無料で楽しむことができる。


良くも悪くも、昔の音楽に気軽に触れられる環境が整いまくっているということ。



ありがたみを感じる一方で、どうあがいてもリアルタイムで感動を味わうことができないという事実に虚しくなったりする。


あの頃のLed ZeppelinやVan Halenを生で観たかった。

Appetite for Destructuonが出た時の衝撃を味わいたかった。

ロビンクロスビーやスティーブクラークに会いたかった。


と、まあ挙げるとキリがない。




少し前にちゃんと資料を用意するタイプの自己紹介をする機会があり、その際作ったスライドの一枚がこれである。



半分くらいはウケ狙いで入れたスライドだったが、皆無事笑ってくれた。



写真映えする方々を中心に好きなアーティストを選んだわけだが(偶然にも全員ギタリストになってしまった)、この4人の平均年齢は約73歳である。


4人とも生で見たことはない。

というか、1人は故人だし(絶望)、あとの3人も、これから見られる機会があるかどうかわからない。


そういうことを悶々と考え出すと… 恵まれた時代に生まれたからこその贅沢な悩みということは重々承知の上で…あと40年くらい早く生まれたかったなあ、とかどうしようもないことを思い始めて、ちょっと病む。



そうして、また昔のライブ映像を観て、これが見られる今の時代に感謝して、でもやはり昔が羨ましくなって…というのを永遠に繰り返しているのである。