堀江貴文×竹村健一『世界一の金持ちになってみろ!―単純に考えればうまくいく』
読了。
堀江さんの本はまだ何も読んだことがなかったので一度読んでみたかった。
良い意味で、とても常識的な内容だった。
サブタイトルはともかく、題名はちょっと違うかな・・・?金融とM&Aに関しての考え方を知りたいと思っていたので、丁度よい内容だった。一般の事業会社が金融に足を踏み入れるのは、まだまだバブルの後遺症が残っているせいか、キケン、アヤシイ感を持たれてしまうように思う。「財テク」(「財テク」なんて言葉もバブル期発生なのだろうか?)は、企業にとっては非コアな領域で、本業に力を注げというこという意見はまだかなり多いだろうと思う。堀江さんの主張をメモ代わりにまとめると・・・◆金融・実業をレバレッジするために金融のテクニックを使う。 → 実業で1億円の事業も金融のテクニックを入れると数倍にも数十倍にもなる。・金融は経済の規模を拡大する手段。・規模が拡大すると、金融資産の流動性が高まり、実際に貨幣価値が上がる。・金融というシステムが存在しなければ、実体経済は大きくなれず、実体経済自体が成立しなくなる。・金融はインターネットそのもの。・大半の銀行取引はネット上でできるのに、古い銀行のレガシーシステム運用コスト捻出のために、ユーザーに様々な手数料が課せられるのはナンセンス。・銀行業を始めて、ハイリターンの事業に投資を行う。◆M&A 1)既存戦略の関連事業に対するM&A 2)企業再生事業としてのM&A 3)好業績企業をさらに活性化するためのM&A・今までは、関連事業としてのM&A戦略だったが、これからは、一歩進めて広範な分野の企業に投資を行っていく。・企業再生はハイリターンの投資。・企業再生をさらに進めて、不振企業ではなく、好業績の上場企業をターゲットに、TOBを仕掛けてでもM&Aを推進していく。
堀江さんの本はまだ何も読んだことがなかったので一度読んでみたかった。
良い意味で、とても常識的な内容だった。
サブタイトルはともかく、題名はちょっと違うかな・・・?金融とM&Aに関しての考え方を知りたいと思っていたので、丁度よい内容だった。一般の事業会社が金融に足を踏み入れるのは、まだまだバブルの後遺症が残っているせいか、キケン、アヤシイ感を持たれてしまうように思う。「財テク」(「財テク」なんて言葉もバブル期発生なのだろうか?)は、企業にとっては非コアな領域で、本業に力を注げというこという意見はまだかなり多いだろうと思う。堀江さんの主張をメモ代わりにまとめると・・・◆金融・実業をレバレッジするために金融のテクニックを使う。 → 実業で1億円の事業も金融のテクニックを入れると数倍にも数十倍にもなる。・金融は経済の規模を拡大する手段。・規模が拡大すると、金融資産の流動性が高まり、実際に貨幣価値が上がる。・金融というシステムが存在しなければ、実体経済は大きくなれず、実体経済自体が成立しなくなる。・金融はインターネットそのもの。・大半の銀行取引はネット上でできるのに、古い銀行のレガシーシステム運用コスト捻出のために、ユーザーに様々な手数料が課せられるのはナンセンス。・銀行業を始めて、ハイリターンの事業に投資を行う。◆M&A 1)既存戦略の関連事業に対するM&A 2)企業再生事業としてのM&A 3)好業績企業をさらに活性化するためのM&A・今までは、関連事業としてのM&A戦略だったが、これからは、一歩進めて広範な分野の企業に投資を行っていく。・企業再生はハイリターンの投資。・企業再生をさらに進めて、不振企業ではなく、好業績の上場企業をターゲットに、TOBを仕掛けてでもM&Aを推進していく。