いよいよ今年最後の仕事だ。
今年は戸惑いの年だった。
完全に実務を離れた最初の年だったので、認識している自分の役割と、実際の行動とをアジャストするのに苦しんだ。
年の終わりになって、ようやく色々なことが見えてきた。
 
『7つの習慣』にリーダーシップとマネジメントの違いが出てくる。
 
マネジメントはボトム・ラインにフォーカスする。  (結果/手段)
リーダーシップはトップ・ラインにフォーカスする。 (方向/目的)
 
マネジメントは、どうやったら達成できるか、に焦点をおく。
リーダーシップは、達成したいと望んでいること、に焦点をおく。
 
今年は新任を含め、7名の幹部に各事業の運営を任せた。
これも『7つの習慣』に出てくるエピソードだが、マネジメントを他の人間に任せ、リーダーシップを発揮しようと決意したある社長の話がある。
 
マネジメントを委譲し、今までの目の前の切羽詰った問題からは開放されたが、それらに取り組んでいた時のある種の達成感や満足感がなくなったことからくる禁断症状に苦しんだようだ。
会社の方向性の問題、組織文化の形成、種々の課題分析、新しいチャンスの種蒔き、といったことに取り組み始めた最初は、なかなか満足感を得られなかったそうだ。
しかし、リーダーシップの重要性を信じて継続し、この会社は見違えるほど成長したそうだ。
今では、リーダーシップにすっかりはまってしまったという話である。
 
この一年は、私も同様の症状が出たのかな、という気がする。
 
今年は後半になって、ようやくそれらの症状から抜け出せ始めたように思う。
それにつれ、ワクワク感が増幅してきた。
 
来年は仕組み作りに取り組みたい。
 
これに取り組まないと、せっかくの良い仲間たちであっても、良い結果が生まれない。
良い人材がいても、悪い仕組みの中で活動させると、良い結果は生まない。
 
来年は飛躍元年です。
頑張ろう!
 
しかしながら、私の周りの人たちに支えられ、助けられて、この一年を過ごすことができました。
皆さん、一年間、本当にお世話になりました。
心の奥底から、深く深く感謝します。
ありがとうございました。
 
それでは良いお年をお迎え下さい!