昨夜は、幾つもの、不思議な夢を見た。

もう、記憶が揺らいでいるが、その中のひとつが、僕が登場しない、いわば三人称の夢。


腰の位置の高い、イギリス人の男性が歩いている。
初老、白髪。

その後ろを、20代前半の日本人の青年が歩いている。

青年が、イギリス人の前に出る。

ふたりは、知り合い。

道が右に湾曲している。
曲がったところで、ピンクのおもちゃのクルマに乗った、1、2歳の女の子。

迷子。
泣いていない。
まんまるの可愛い目。

最初に遭遇したのが青年なので、青年が引き取り、育てることに…


時は流れる…


その少女が結婚することに。


その青年だったか、違う人だったか、思い出せない。


僕は、これらの光景を、彼ら登場人物たちのすぐ後ろの1、2メートル上空から眺めている感じ。

これは、通常の夢の視座なのだろうか。

それとも僕は、その夢の空間に浮いていることで、夢の物語に加わっていたのだろうか…



物語の終わり、僕は、少女の新しい家族(男性のパートナー)との結びつきをとても喜んでいる。


少女は、道の右側で生まれた。

少女の過去は、右側。

彼女は道を曲がり、ひとりになり、いま道のこちら側で、新しい家族を得て、彼女から始まる新しい家系を創始した。


僕はヨロコビに包まれた。


目が覚め、また眠り、今度は、一人称の夢に入っていった…



いちぱい見たなあ…