いつからか、日本に「メイド」文化が定着していった。
もともとは比較的裕福な家系のお手伝いさんとしての意味合いが強いが、アニメの影響が強いのか、シックな色合いながら、スカート丈の短いふわっとしたファッションが特徴的だ。
そして、その総本山もいえるメイドカフェの「メイド」に憧れ、職業としている女性も増えている。
メイドカフェの客層はほぼ男性であるが、なぜ男性はメイドカフェに行きたくなるのだろうか。
キャバクラに行く男性もいるが、メイドカフェに行く動機とは少し異なるようだ。
まず、かわいらしさを求めるということにあるので、親しみを感じられることにあるという。
さらに、飲食のお供にメイドさんが相手をしてくれるスタイルなので、一緒に盛り上がろうなどという気を遣わなくてもいいところもある。
そして、何といっても、リーズナブルなところであり、ドリンク1杯からメイドさんに会うこともできるので、キャバクラより行きやすいのである。
メイドさんが男性に「ご主人さま」と言って接客するスタイルは、どんな男性でも気分は悪くならない。
一見、ご主人様とメイドさんという堅苦しそうな主従関係のように見えても、メイドカフェには友達と接するような気楽さがある。
人間関係の煩わしさがある一方で、心理学的には、人は誰かと一緒にいたいという「親和欲求」があるとされる。
メイドカフェは、奥手な男性が自分のペースでメイドさんとコミュニケーションをとることができ、同時に親和欲求を満たしてくれる場所なのである。
メイドカフェのメイドさんがお店にお客さんを呼び込むために、街ゆく人にお店の地図の入ったティッシュを配っている人や、メイドカフェで働きながら現役のアイドルとして活動している人は、とても健気で、メイドさんの中のメイドさんであると言えよう。
そんな一生懸命になっている女性を、男性は放ってはおけないし、純粋に応援したくなるものだ。