脊柱 | 脳卒中(脳幹出血)医師 moonkikicocoのブログ

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約72歳。12年ほど前に脳幹出血で倒れました。合併症はたくさんありますが、何とか生きています。つまらないと思うかもしれませんが、愚痴っぽいブログですが、よろしく。

 普通背骨といいますね。重たい頭と体を支える重要なものです。頸椎 胸椎 腰椎とあります。仙椎以下は骨が融合しています。中でも腰椎に多くの負荷がかかります。

 脊椎は丸い形をしており、その間にジェリー状の椎間板がクッションとしてあります。後ろには棘突起と椎弓で有名な、丸い空間がありその中に、中枢神経の延髄や脊髄や馬尾神経が通っています。

 事故などでそれらの神経が炎症を起こしたり(腰痛とか)、脊髄が損傷したりします(脊損とか)。

 なぜにわざわざ言うかといえば、祖母が亡くなり火葬場で骨拾いをした時に再認識したのですが、頚椎の一番目と二番目だけはその他の椎体と違うのです。

 一番目は重い頭蓋骨の直下で、環椎という輪っかです。二番目は軸椎と言い、縦の棘突起があり、仏様にたとえられています。姿形が似ているからです。

 よくお墓とかに故人の骨を供養しますが、現在生きている人以外に何か意味があるのでしょうか。頭蓋骨も含め骨はバラバラぐしゃぐしゃにします。中には粉に粉砕もします。

 骨は重量や負荷を支える重要な臓器です。更に骨髄では造血も行われており、生命維持には欠かせません。