いままで口を酸っぱくして言ってきた生活習慣病（高血圧 脂質異常症 糖尿病 肥満）ですが、その中でも高血圧は、非常に悪さをして、予期せぬ障害 病気（脳卒中 心筋梗塞 不整脈？）をもたらします。
「高血圧」は俗に１/3 disease と呼ばれます。（以前に言ったかな）。日本では１/3の３０００万～４０００万の人が高血圧であり、そのうち１/3しか医療機関を受診していない。しかも彼らの１/3しか血圧をコントロールできていない。
まずは定義から、正常血圧とは１２０/80以下。１度高血圧とは１４０/90以上１６０mmHgまで。１２０/80を超えて、高血圧と言われなくても、正常高値です。その時から対策をするべきですね。
多くの人がこの正常高値から１度高血圧ですね。自分の血圧が解らない人は、まずは正しい家庭血圧のはかり方をマスターし、最低でも２週間はかり、グラフ化したデータで確認する事。
高血圧の原因は９割は不明で、残りは血液中のホルモンを調べれば除外できます。原疾患を治療すれば高血圧は収まることが多い。
結構ややこしい血圧がありますから、このグラフ化を勧めます。白衣高血圧（医者や看護婦の前で高くなる）仮面高血圧（non-dipperかな）収縮期高血圧（高齢者に多い）など。
軽症高血圧はまず生活習慣の改善を１か月間します。それは
１肥満の解消（BMIの出し方や１日必要なカロリーの計算の仕方などは、もう言いました）２減塩（食事で減塩に努めメリハリをつけるやり方も以前言いました）３運動（脈拍１００以下の有酸素運動についても脂質の所で述べました。４アルコールは一合まで ５ビタミンやミネラルの多い野菜をとる 根菜や豆類は食物繊維も多く、お腹も快調になります。６禁煙（必須です。）７ストレス（上司や友人との付き合い）８熟睡（最低７～８時間 夜更かしはダメ）
悪いことは他にもあるでしょう。これらを実践して、以前のグラフと比較して下さい。
不幸にして降圧剤が必要でも続けてください。薬が不要になるかもしれません。最近では降圧薬も多種で、各々特徴があります。詳しくは主治医とよく相談してみてください。