クリニック | 脳卒中(脳幹出血)医師 moonkikicocoのブログ

脳卒中(脳幹出血)医師 moonkikicocoのブログ

約72歳。12年ほど前に脳幹出血で倒れました。合併症はたくさんありますが、何とか生きています。つまらないと思うかもしれませんが、愚痴っぽいブログですが、よろしく。

 開業しようとした決心した時に、こだわった事があります。診療所の設計、スタッフの確保、電子診療、検査機器の決定など色々ありましたが、一番こだわったのは、患者さんの動線です。

ドイツの有名な精神病理学者のフロイトが、

自宅で患者さんを診た時に診察室の入り口と出口が異なっていた。

私も真似をしてどうしてもそうしたかった。

結局受付とカルテ庫を島のようにして、患者さんをぐるっと一回りさせるように作りました。

また二つある待合所をステンドグラスで区切りました。これが上手くいって、自慢の種でした。

ところで集中治療室では挿管や抜管は頻繁に行われます。

 当時、気にはなっていたのですが挿管チューブのカフ(気管壁とチューブの間の隙間を塞ぐ役割がある物)の上部は果たして清潔なんだろうか?抜管する時に飲み込んで、肺炎を誘発しないか?といった疑問が浮かんできたので、消毒を行っている横浜市立大学附属病院まで看護師2名を伴って技術研修に行きました。

その後どうなりましたかね。