開業しようとした決心した時に、こだわった事があります。診療所の設計、スタッフの確保、電子診療、検査機器の決定など色々ありましたが、一番こだわったのは、患者さんの動線です。
ドイツの有名な精神病理学者のフロイトが、
自宅で患者さんを診た時に診察室の入り口と出口が異なっていた。
私も真似をしてどうしてもそうしたかった。
結局受付とカルテ庫を島のようにして、患者さんをぐるっと一回りさせるように作りました。
また二つある待合所をステンドグラスで区切りました。これが上手くいって、自慢の種でした。
ところで集中治療室では挿管や抜管は頻繁に行われます。
当時、気にはなっていたのですが挿管チューブのカフ(気管壁とチューブの間の隙間を塞ぐ役割がある物)の上部は果たして清潔なんだろうか?抜管する時に飲み込んで、肺炎を誘発しないか?といった疑問が浮かんできたので、消毒を行っている横浜市立大学附属病院まで看護師2名を伴って技術研修に行きました。
その後どうなりましたかね。