こんにちは
さて、今日は昨日の前景の話に続いて、中景のお話・・・。
あえて、「中景草を選ぼう」という題名にしなかったのには訳がありまして、、、
まず、中景の重要性についてなんですが、もし前景の後ろに中景を飛ばして後景草(背の高い水草)を植えたらどうなるか
例えば、後景草として選択されることが多い有茎草は、光源に近い上側部分が元気が良くて、光が届きにくい下側部分は葉を落としたりすることが多いです。この部分を中景で隠してあげないと見栄えがわるいのです
また、そのような心配のない水草を後景に植える場合であっても、中景がないと根本から水面近くまでの緑の縦のラインが見えてしまい、間延びした印象を持たれるのではないかと思います
そういうわけで、水草水槽をレイアウトをするにあたっては中景を作りたいんですが、中景を水草だけで作るのって、前景と後景の間に入ってメリハリをつけづらく、結構難しい気がするんですよね
そこで、前にご紹介した石や流木を中景で使うことをオススメするわけですこれによって一気にメリハリをつけやすくなります
ステップ1として、お好きな石か流木(あるいは石と流木両方でも可)を注水前に組んでみて、好きな形を決めましょう
この際、以前に説明した基本的な構図や黄金比、遠近感の強調を意識するとより美しく見えるかもしれません
次に、中景草としてオススメな水草をご紹介します
まず、昨日も使った写真ですが、こちら
手前のテネルスではなくて後ろのミリオフィラムマトグロッセンセです
こちらは光量がそれなりにあって、CO2も添加していれば、小さい1本からでもどんどん成長してくれます
こちらは今日の60センチ水槽の様子ですが、流木の間、写真中央付近にマトグロがあるのが見えるでしょうか。
これはもともとレイアウト変更の際に余っていた小さな1本を試しに植えていたものなので、その丈夫さに驚きです
こちらはまだ水草紹介コーナーでも紹介していないので、また回をあらためて紹介しましょう
マトグロは葉が細くて細かいせいか、霞がかったといいますか、後ろにある水草をうまくぼやかし、柔らかい雰囲気で前景と後景をつないでくれます(完全に主観)
話の流れに反しますが、流木や石の前でなく、後景の有茎草の前に置いても十分中景としての役割を果たしてくれます
石や流木の際に植えるものとしてオススメなものは2つほど挙げておきますと、、、
ブリクサショートリーフです。無茶苦茶有名な中景草ですよね。
こちらは実は有茎草で、よく見ると茎があります
逆にポキッと折れやすいので、植える際は茎に力を加え過ぎないように気をつけてください途中で折れるとすごく植えにくくなります
光量は結構必要なイメージがありまして、暗いと葉がボロボロになって痛むイメージです
なので、もう一つは暗めの環境でも大丈夫なものをご紹介しておきますと、
クリプトコリネ・ルーケンスです。
環境が変わると溶けやすいクリプトの仲間でも、これはすごく丈夫です
環境が合うと結構葉が大きくなるので、小型水槽で使う場合は計算しましょう(根も太く、肥料も欲しがるので、底床を厚くできる45㎝水槽以上向きか?)
最後に流木や石にくっつけて(活着といいます)使う水草として、
アヌビアスナナプチをオススメしておきます
普通のアヌビアスナナよりも、葉が小さいプチの方がレイアウトでなじみやすいです。
流木に緑を咲かせ、より自然な感じにしてくれます。流木と石だけだと、ムキシツすぎて前景と後景を分断させすぎるように感じるときなどにお使いください。
流木や石にくっつくまでは時間がかかるので、ビニタイなどで固定します。
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うまくくぼみなどがあれば、そこに押し込むことによって固定できるときもあります。
といったところで、今日の話はおしまいです
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