昨日の日曜には、名古屋市市政資料館に行ってきました。

名古屋市:市政資料館案内（市政情報）市政資料館に関する案内と、館で行っている事業の概要です。

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大正末期の建物で国の重要文化財「旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎」を保存、公開しているものだそう。

入口入ったところの正面中央階段室は、手すりや柱は大理石、正面と天井にステンドグラスと大変美しいです。

正面のステンドグラスは罪と罰が釣り合うことを意味する天秤が描かれているのだそう。

天井のステンドグラスは、日輪を描いて公明正大な裁判を表現しているのだそう。

柱や手すりの大理石には、アンモナイトやスズリナ、貝などの化石が見られます。今回行く前にも、以前に名古屋市内で見られる化石の本を読んで観に行ったことがありました。

裁判所だったことから、法廷の展示、資料展示などもあります。

陪審法廷（復元）の部屋は天井のステンドグラスも美しい。

明治憲法下の法廷（復元）

現行憲法下の法廷（復元）

会議室（復元）

この名古屋市市政資料館は、今、放映されている連続テレビ小説「虎に翼」のロケ地で、かつ主人公モデルの三淵嘉子さんが勤務した場所でもあるのだそう。このため、愛知県弁護士会と共同の企画展「「虎に翼」の主人公モデルとなった三淵嘉子さんがみた名古屋ー旧名古屋地方裁判所の地からー」が開催されていて、当時の資料、写真などが展示されていました。

特に興味をひかれたのは、「法服展示（戦前）」の展示。

実は私は当該のテレビドラマを観ていないのですが、ポスターなど番組宣伝くらいは観たことがあり、その衣装だなあと。黒いローブに胸元の刺繍が素敵でした。

判事の刺繍は深紫色の唐草と桐、検事の刺繍は緋色の唐草と桐、弁護士の刺繍は白色で唐草のみ。桐は皇室の紋で、官吏を表す標章でもあったため、弁護士には桐は使われなかったのだそう。判事、検事の服は復元、弁護士の服は寄贈された現物だそう。これらの衣装は、明治憲法下の法廷（復元）の部屋の人形も身に着けているもののようでした。

また、NHK名古屋放送局による「連続テレビ小説「虎に翼」番組展」も開催されていて、パネルや衣装などが展示されていました。

今回、用事があって資料館の集会室を利用するために行ったのですが、美しい館内に加えてイベント展示も見られ見ごたえありました。