先週末、お能を観に行った日中には素敵な建物（文化施設）にも行きました。

文化のみち二葉館（旧川上貞奴邸）

文化のみち二葉館　名古屋市旧川上貞奴邸「文化のみち二葉館」は、「日本の女優第１号」と言われる川上貞奴が大正時代に住んでいた和洋折衷の建物を、名古屋市が移築復元したもので、2005年2月8日にオープンしました。「文化のみち」を紹介し案内するとともに、川上貞奴関連の資料や郷土ゆかりの文学資料を多数展示しています。

www.futabakan.jp

日本初の女優の川上貞奴と、電力王と称された福沢桃介が、大正から昭和初期にかけて暮らしていた邸宅を移築・復元した建物で、現在は貞奴の関連資料や郷土ゆかりの文学資料の保存・展示を行っています。

ちょっとファンタジーっぽい洋風の外観ですが、内装は洋室と和室が両方組み合わさった感じ。先日訪れた「文化のみち橦木館」の近くに位置しています。

特徴として大きいのはステンドグラス。先日の橦木館にもステンドグラスはありましたが、そちらはそこまで大きくはなく、ポイントポイントにある可愛いガラス絵を探す、見つけて楽しむという感じでしたが、こちらの二葉館は窓一面といった大きなサイズのステンドグラスが華やかです。

玄関脇の窓のステンドグラス。

中から観ると外の光を通して明るい色合いに。

玄関すぐの洋間の大広間は吹き抜けになっていて、暖炉と

螺旋階段が。

庭に面した大きな窓一面のステンドグラス。

大広間の奥隣の円形の窓のある小部屋は旧台所。ここのステンドグラスは、そこまで大きくはないですが、山々の青いガラスの重なりがとても美しくて、この家のステンドグラスの中で私は一番好きです。

その奥の旧婦人室には、川上貞奴の衣装の展示。

その奥には旧茶の間の和室。

小さな書斎。

2階へ。

これまでの展示室に比べると一気に生活感あふれる部屋。

2階奥の和室二間は貸室になっていて、今回こちらで読書会をしたのでした。

先日の撞木館も洋室和室、洋建築和建築が複合していましたが、こちらの二葉館も洋と和が取り入れられています。確かに現代の家も洋室と和室の両方がありますが、洋間がステンドグラスあり、螺旋階段や張り窓ありと豪華さが違い、一方で和室もあるところは面白い。公の部分、人を招いたりする部分が洋だけれど、日常生活やゴロゴロできて落ち着くように和室もあったということかな。

文化のみち 二葉館

文化のみち　二葉館