おはようございます。
こちら私の住む地域は
雨がシトシト降っています。
今日は久しぶりに
韓国ドラマ『梨泰院クラス』のＯＳＴを聴きながら
このブログを書き進めています。
『梨泰院クラス』は、
私のお勧めのドラマの一つでもあります。
（韓国ドラマについては、
また別枠で書けたらいいなあ～）
さて今日の本題なのですが...
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うちの夫はお察しの通り、韓国人。
職業は、韓国人に多い技術者をしています。
平日は通常勤務し、
土日は隔週で休みが回ってきます。
隔週なので１４日間連続で勤務し→
たった２日だけ休み→再び１４日連続勤務
という、一ヶ月に４日しか休みがない、
体力的にも精神的にもきつい
職場環境にあります。
毎日きつい労働をしているため
身体は痛くなかった日がない程です。
痛い、痛いと言いながら
それでも私たち家族の為に
しっかり働いてくれていて
物質的にも
不自由のない生活をさせてもらっているので
本当にありがたい存在です。
そんな夫、昨日、朝の子どもたちとの挨拶中
パパと離れがたくて
なかなか行かせようとしない上の娘に
『アッパは会社に行く準備しないと』と言って、
立ち上がりました。
そんなんで夫が会社に持って行こうと準備したもの
それは
鉄板とカセットコンロ用のガス！
＆
前日に準備していた食材！
なんだそりゃ、とお思いですよね。
そう
出勤すると言って準備したものは
焼き肉セット！！
もう可笑しくて可笑しくて
『ほんとに出勤するの？』
『会社に行くのに、ご飯食べに行くみたいですね』
なんて冗談を言っていたのですが
真面目に焼き肉セットを持って
出勤して行きました
実は過去に何度かしている
職場サムギョプサルランチ。
上司や後輩と、
会社でサムギョプサル焼いて食べた
と聞いてはカルチャーショックでした。
鉄板は職場にあるものを代用し
キムチやサンチュ、必要なものは
各自で準備して冷蔵庫に入れておき
お昼時間になった途端
お肉をジュージュー焼いたそうです。
カルチャーショックだったはずなのに...
昨日また職場でサムギョプサル焼いて食べる
と聞いて思ったのは
めっちゃ良いじゃん！！！
でした。
正直、韓国に来てから
理解できないことも沢山ありましたし
日本よりも、、、と
下に見ていたこともありました。
でもここに来て
遊びが人生に多大な影響を与える
と分かってからは
夫のしているこの
”職場でサムギョプサル”が
とっても粋でかっこよくて羨ましい！！
と思えるまでになったんです。
それは私が、心から楽しめるアートに出会い
アートの重要性に気付き
思考の根本が変化してきたからでしょう。
「それってありなの？！」
という規則を気にする私の考えを
見事に覆す夫の行動に、
いい意味でショックを与えられました。
夫いわく
『こんな楽しみでもないと』
だそうです。
まだまだシビアな労働環境にある韓国。
こんな状況の中で
楽しみの一つや二つでもないとやってられない
という気持ちを
如実に表している一言だと思います。
そんな状況の中で
みんなでサムギョプサル食べるんだ、と
子どものように嬉しそうにしている姿を見て
ある意味羨ましいなと思ったのでした。
それは
韓国特有の、出会った人とは家族のように
気楽に接することができる絆を結べてしまうこと。
そして
職場で焼き肉なんてしちゃう、その遊び心です。
これが日本だったら、職場の人間関係上、
気楽に接することが出来たとしても、
ほんのわずかかもしれない。
プライベートは詮索されたくないし
詮索してはいけない、みたいな空気感があって
深入りできない。
少なくとも過去の職場はそうでした。
そして仕事中、疲れたから
ちょっとチョコレートでも食べたいな
と思ったとしても、一口食べるだけなのに
視線が気になってコソコソしちゃう。
リフレッシュしたいだけなのに
チョコレート一つ食べるだけで
疲れてしまう。笑
日本においては自分を押し殺し
自分をがんじがらめに閉じ込めていた私が
韓国に来て解放されたのは
心から人と繋がっているという絆を
身をもって体感できたからかもしれません。
例えるならば
日本でギュッ！と自分の心を
頑なに絞めていた、きつきつの糸が
韓国文化に触れることで
少しずつ緩んでいって
いい感じで自分を出せた瞬間に
スルっと糸がほどけた
感覚に近いです。
そしてまた
もう一つ思うのは
男性って、好きなことをしたいから、
はい、じゃあ今すぐ仕事を辞めて
フリーランサーになろう！
なんて、そう簡単にはいかないですよね。
そしてここは韓国。
ましてや養っていかないといけない
可愛い愛娘たちと妻がいるなら尚更。
きっと夫も、生涯かけて会社勤めだろうけど
どこかに所属しないといけない立場だろうけど
その環境の中でも出来る楽しみを見つけ
それを自分の原動力にする。
そうでもしないと生きて来れなかった
韓国の歴史のように
大変な環境の中でも
楽しみや喜びを見いだして生きていく。
それこそが夫のもつ逞しさ、
強さでもあるのかなと思ったのでした。
そうだよね
いまある環境の中でも
出来る事があるよね
喜びは
自分で創りだしていくことが出来るよね
これこそアート思考だ
アートじゃなかったとしても
何かを自分で生み出すことができる力。
考え出す力。
楽しみを見いだす力。
これからは世界中で
もっともっとその力が必要になってくると思う。
韓国ももっともっと
自由で、クリエイティブな雰囲気が
強くなっていきますように…
今回、職場でサムギョプサルを焼くんだと言って
嬉しそうに出勤していった夫を見て
そう感じた出来事なのでした。
本日も最後まで読んで下さり
ありがとうございます＾＾
最後に、、、
職場にいる夫から
この動画だけがポンと送られてきて
ほっこりした私です。
(音声出るので音に敏感な方は音小さくしてね)
