権力とはどんな力か

だいぶ前にタイトルだけで買って読んでなかった。

おれ自身が権力に屈しやすい

例えば楽器を習う。その先生の経歴を目にする

”八歳から○○を練習する”とある。

その瞬間に権力に染まる。

なんて立派な先生なのだろう。そしておれこの立派な先生に教わっている。

権力とは自己愛とかなり結びついているのではなかろうか

そして人間にとって自己愛ほど厄介なものはない

そもそもこのブログ自体が、「おれはこんなにたくさん本をよんでいる」と他者への権力を強いている

人間、飢えれば蚊の一匹すら栄養として取り込まずにいられない。自分を保つこと自体が自己愛だ。

他者に何かを発信すること自体、

今日食べた料理でも、見た風景でも、買った時計でも、洗車した車でも、自分はこんな人間だと、他者に認めさせずにはいられない。

つまらないのでこのへんにしよう

 

こんな面白い本ありましたよ

目立たたないけどこのお店美味しかったですよ

インターネットは有益に使うこともできる

(何かのニュースで日本人はネットの恩恵に預かっていないと見た)

 

権力とはどんな力かの冒頭に

石原吉郎さんの名前を目にする。下の写真。メガネの方。この本の作者ではないのでご注意。

シベリア抑留の壮絶な体験をされた詩人でいらっしゃるとのこと

石原吉郎さんについて調べる

すると以前にブログに書いた

「いのちの初夜」の北条民雄さんにつながる

読む本、知るべき人物、先達の方々はこの日本にたくさんいらっしゃる。

現代日本はクソほど嫌いだが、この総ゴム張りの保育器のように何重にも安全装置のはたらいた子供部屋の、おもちゃ箱の中に埋もれている大切な本と言葉を見つけられるかどうかが、生きた心地を感じられるかどうかの分かれ道である。