30歳を過ぎて商社を辞めてから、大学時代や商社時代の友達と疎遠になっていった。

まだ、LINEがなく、基本的には電話か会社にあるPCのメールでの連絡が伝達手段だったので、疎遠になるには好都合だった。

収入を得ないといけないので、外資系企業に就職した。外資系はクビにするのも簡単なので、とりあえず採用は比較的簡単に行われた。

年収600万円位だったと思う。都内で一人暮らしはなんとかできるレベルだった。

このころ、2人の男性からアプローチを受けていた。
1人は、公認会計士のHくん
もう1人は、商社の時の同期のTくんだった。2人とも海外転勤を控えており、絶賛花嫁募集中だった。