おはようございます晴れ

 

 

先月亡くなった母の

亡くなった状況について書いています

ここまでの内容はいくつかのブログにまたがって書いています。

 

警察の方がこられて

私たちの控えている部屋にあいさつに来られました。

そして

「今から状況を調べて、お母様は検死を受けることになります。

検死は、うちの警察署内で行われますが

そこで死因がわからないとき、まだ疑問がある場合は

馬場町の監察医事務所に移動となり、そこでさらに検査したり

それでもわからなければ解剖となって、最終的に死体検案書を作成して御遺族へ交付します。

状況を調べるのに時間がかかりますので

もう少しお待ちください。

 

お母様は、今日は警察署で1泊となりますので

葬儀社の方へ、ご遺体の引き取りは明日、警察署か監察事務所になるとお伝えください。

場所は、葬儀屋さんならご存じのはずです。」

 

とおっしゃいました。

この話を、初めて来られた時と

そして、警察署に戻られる時の2度

同じ話をしてくださったので

ちゃんと覚えることができました。

 

その後この警察官の方は

夕方と翌日にも詳細に状況を教えてくださったので

不安ではありましたし

謎だらけではありましたが

もう、お任せするしかないと思えました。

とにかく検死が終わらないと、母がなぜ亡くなったのか、はっきりしないのです。

 

 

1時間ほど待って

再度警察の方が来られました。

お母さまを警察署に運びます

ここでの最後のお別れをお願いします

と、おっしゃいました。

 

私たちは急いで、母の病室に向かいました。

まだ鑑識の方々が廊下を行き来して、バタバタと片づけをされていました。

古い病院の廊下は、警察の方と、朝食を配る看護師さんと、廊下を歩かれている入院患者さんで

かなり込み入っていました。

 

その中を縫うように速足で歩いて・・・見たことのない、風景・・・・

そんなことを思いながら

母の病室に入ると

朝になり部屋が明るくなったからか

最初に見た時より顔色がましになった母が横たわっていました。

でもお顔の表情はほんの少し苦しそうに見えます。

やはり首には少しの傷が見えました。

 

「あの、すいません、母に触ってもいいですか?!」と私は警察の方に聞きました。

 

「手や顔はいいですよ」と警察の方

 

でも、母はベッドから転落したからか

心臓マッサージのせいなのかわかりませんが

髪がぼさぼさでした。

 

「髪を直してあげてもいいですか!!!」と聞くと

「いいですよ」と言ってくださったので

 

母の髪を手で撫でつけていると

自然に口から「かわいそうに! かわいそうに! どうしてこんなことになってもうたん!!」と出ていました。

涙もまた出てきました。

 

髪を撫でつけて

顔を触り

手をさわりました。

後ろから、夫も母の手を触ってくれました。

 

私たち(と警察の方)がずいぶん邪魔になっているだろうし

同室の方もいらっしゃるので

長居はできません

私は早々に、警察の方に合図して

母は、警察の車へと運ばれていきました。

 

その姿を見送って

会計の話をして

2日前に持ち込んだばかりの母の荷物をすべて持って

自分たちの車へ乗り込み

夫の運転で、家へと帰りました。

 

時刻は9時頃だったでしょうか

今日は母にもう会えないけど

明日には、母が帰ってくる

これからあちこちに連絡しなくては

いろんなことが頭をよぎり

心は落ち着きませんでしたが

涙はもう葬儀の日まで、流す余裕がありませんでした。

 

もう1回、続きます。