おはようございます晴れ
 
今朝のニュースで、小学2年生の徳元穂菜さんが
沖縄の「慰霊の日」式典にて、平和の詩を朗読されたことを知りました。
とても素晴らしい詩ですので、ここに全文を掲載させていただきます。
 
※お顔を出してよいかわからないので、あえてマスク姿の写真を掲載します。
 
平和の詩「こわいをしって、へいわがわかった」
 
沖縄市立山内小学校2年
 
徳元 穂菜(ほのな)
 
びじゅつかんへお出かけ
 
おじいちゃんや
 
おばあちゃんも
 
いっしょに
 
みんなでお出かけ
 
うれしいな
 
こわくてかなしい絵だった
 
たくさんの人がしんでいた
 
小さな赤ちゃんや、おかあさん
 
風ぐるまや
 
チョウチョの絵もあったけど
 
とてもかなしい絵だった
 
おかあさんが、
 
七十七年前のおきなわの絵だと言った
 
ほんとうにあったことなのだ
 
たくさんの人たちがしんでいて
 
ガイコツもあった
 
わたしとおなじ年の子どもが
 
かなしそうに見ている
 
こわいよ
 
かなしいよ
 
かわいそうだよ
 
せんそうのはんたいはなに?
 
へいわ?
 
へいわってなに?
 
きゅうにこわくなって
 
おかあさんにくっついた
 
あたたかくてほっとした
 
これがへいわなのかな
 
おねえちゃんとけんかした
 
おかあさんは、二人の話を聞いてくれた
 
そして仲なおり
 
これがへいわなのかな
 
せんそうがこわいから
 
へいわをつかみたい
 
ずっとポケットにいれてもっておく
 
ぜったいおとさないように
 
なくさないように
 
わすれないように
 
こわいをしって、へいわがわかった
 
 
 
この「平和の詩」は毎年県平和祈念資料館が募集していて、徳元さんの詩は応募作品911点の中から選ばれています。
 
私は子供の詩や作文が好きで、ブログにも時々載せていますが
子供が悲しんでいる作品は、読むこちらの胸も痛みます。
沖縄だけ、日本だけでなく、世界中にこの子の詩が飛んでいって
みんなのこころにとまりますように。