私はものすごく子育てが不安な母親でした。
なので父親の協力も欲しかったですし
不安を解消すべく、いろんな子育て本、幼児教育の本や雑誌を読みました。

まだ離婚前の我が家では、二人の息子は何も問題なく素直に育っていました。
お友達関係も良好すぎるほどに良好で、勉強に関してもそれなりでした。

それでも、私は常に不安でした。


ある日、自宅に届く「生協」の食品雑貨のパンフレットの新刊コーナーに
大越俊夫先生の本が紹介されていました。

本の題名は「自然に勉強する気になる子の育て方」というもので
私はなにかしら得られるかしらと軽い気持ちで購入しました。

すると届いた本の中身は不登校児を対象としたものでした。
大越メソッドとは不登校児を元気にさせるメソッドのことだったのです。

もし私が本屋でこの本を見つけて立ち読みしていたら
自分に関係ないと思って買わなかっただろうと思います。

本の題名だけ見て通販で購入したので私の手元にやってきたのです。


とりあえず読み始めた私は読み始めてすぐかなりの冷や汗がでました。

自分の薄っぺらな価値観を見破られ、自分が良かれと思いながらも子供から元気を奪う言葉掛けをしていることがよくわかったからです。

それからの私は離婚して4回引っ越しをしましたが、この本はずっと持ってきました。
折を見ては読み返しましたが、そのたびに更に深く勉強になりました。

そして、今、不登校に悩む親子と出会ったので、私はもちろんこの本をオススメしましたが、その時は感想として、しっくりこないというお返事でした。

不登校は10人10色であることは当たり前のことなので、私もそれ以上、推すことはしませんでした。

しかし、調子が良くなったり、悪くなったりを繰り返している親子にずっと関わってきて、やはり大越先生の言葉を、時に簡潔に、時に丁寧にお伝えしたいなと思いました。

その中で、取り入れられるとこから、取り入れてくれたら、きっと少しだけでも、心が軽くなるのではないかなと思います。

次回から、少しずつ、まとめをアップしていきますね。