「…っ」
押し当てられる、熱い昂り。
さっきまでの 優しさはなくなって、さとにぃが切羽詰まってるのを感じる。
俺に 欲情してんだ
さとにぃ
そう思うと またカラダが痺れ出す。
もっと
分からせたい
俺じゃなきゃ
ダメだってこと
なのに
そんな気持ちとは裏腹に
カラダは そう簡単に 彼 を受け入れない
「…ん…っ」
痛いのか苦しいのかも分かんない
「カズ… 息吸って、力抜いて」
さとにぃが囁きながら 俺 を慰めてくれるけど、
「んなこと…言った……っ」
俺は呼吸さえ ままならない
俺だって
ひとつになりたいよ
けど
けど
…入んないって
そんなの…
俺のせいじゃないっての
「…ん……ぁ… もぅ… さとに……っ」
体力を削られて
息苦しさに
思わず声を上げた瞬間
隣の部屋から何か聞こえて
それから
どん!
壁を蹴る音が響いた
俺とさとにぃは びくっとなって お互いを抱き寄せた。
抱き合ったまま、
息を潜めて耳を澄ます。
緊張の中
次に聞こえて来たのは
壁越しにも響く しょーちゃんのイビキ…
「…今の…寝言?」
恐る恐るって感じて呟いて さとにぃを見上げると、
「たぶん… 壁に激突したんじゃないかな… たまに聞こえることあるし」
さとにぃは しょーちゃんの部屋がある方の壁を見つめて小声で言った。
それから二人同時に、「…はぁ…」って深く安堵のため息をついた。
「まぁ…今更バレたって どってことないけどね…」
目を閉じて、今度は深く息を吸い込む。
そんな俺に、さとにぃの戸惑ったような渇いた声が降って来る。
「うん… でも、
…今の、どさくさで… 入っちゃった」
「…うん」
「…びっくりしたね…」
「うん…」
「…平気…?」
「うん…」
「良かった…」
にこっと微笑む さとにぃ…
「って…
ちっともよくねーよ!
何コレ もぉっ
色気のカケラもないじゃん!!」
「アハハッ」
「アハハじゃねぇよっ」
口を尖らせる俺に、
「色気なんて要らないじゃん」
オトコ同士なんだから
ってさとにぃが また笑う
「それは…そーだけど、もうちょっとさぁ…」
「ん… それより、さ、」
「……すげ… ドクドクしてんね… さとにぃ」
「…仕方ないじゃんか」
「さとにぃ… イきそ…でしょ?」
「…仕方ない…じゃんか」
答える さとにぃの首筋が真っ赤に染まる。
嬉しくて、俺はその首に腕を回して、彼の顔を引き寄せた。
「これで さとにぃは俺だけのモノだからね」
誰にも触らせないよ
って言ったら
「それはこっちのセリフ」
彼は目を細めて
優しく俺に口づけて
それから
思うままに
俺を
って 言わせんなバカ
つづく
フザけました (((((゜゜;)
もうムリ
ごめんクダサイ
海に帰りたいです~(*ノ▽ノ)うぇーん