YouBankの新情報が続々と飛び込んできたようで、いろんなブログさんが更新されていますね。びっくりするほど良さげな話が並び、安心してね!という内容で占められています。
私もYouBankに投資して配当を受け取っていたので、もはや乗り掛かった船どころか出航した段階ですから、楽観視しようが不安視しようがいまの状況は変わらないんですけどね。
◆明らかになった情報
今回明らかになっていた情報は、
①入金タイミングに関係なく、結局資産はすべて新規公開株(IPO)になる
②株の銘柄はyoubankらしい
③もともと持っていた資産がYBT×1.5、他通貨×1.2で換算される
④香港株式市場に上場予定
⑤ロック期間は株の監査期間であり、2~3ヶ月?かかる見込み
⑥いろいろ問題もあった会社と合併した理由は、中国人民銀行が発表した規制の影響で取り締まりの対象となりそうだったため、ユーリンショウ氏が繋がりのあったマレーシアのMonspaceへ話を持っていった結果。いろいろな報道もあったが、全て解決しているので問題なしとの見解
⑦Monspace社はマレーシア王族の後ろ盾がある?
⑧今回の件を悪く謳って自分の案件に引き込む詐欺集団がいる?
いろいろ回し読みさせていただいた感じだと、こんなところですかね。
IPO株は上場したら最大50倍になるよ!とか凄まじいプッシュの方もいらっしゃいましたが、まだまだ不確定要素が多すぎて何とも言えません。
そもそも、YouBankとしての活動が中国で問題になったからわざわざマレーシアの会社と合併したのに、香港に上場するときにYouBankとして上場するって大丈夫?って気もしますし…本体を中国から出してしまえばそれでOKってことなんですかね?
香港に上場したところで最近有名なのは中国の通販と言えばここみたいな存在の”アリババ”ですが、初値は6.25%増だったとのことです。
11月だけ見てるのでサンプルが少なすぎますが、香港で公募価格<初値になった割合はおよそ54%(14/26)でして、確実に上場=利益になるとは限りませんので、ここも注視しておく必要があるでしょう。
万が一多少損したとしても配当分でカバーできる、これは真実でしょうけどね。
あ。それと、YouBankがどう調べても怪しい情報がいっぱい出てくる会社と組んだ理由が何なのか、というのはずっと気になっていました。解決というのが何を持っての解決かがわかりませんが、これは調べてもまったく出てこないので、ここは発表を信じるほかないでしょう。
こちらが欲しかったのは持っている資産に対する上乗せ分の期待ではなく、今持っている資産の無事がいつわかるのかでしたので、その情報は一切追加情報として入ってはいませんでしたね。
今回も2~3ヶ月というあいまいな情報のみで、それまでも3ヶ月?8ヶ月?最長1年?みたいないろいろな話が出ていて、確定できるロードマップがまるで出てきていません。
不確定な未来だけがどんどんバラ色に広くなっていくように見える、そんな印象です。
今回の話で、YouBank側としても規制からどうしても逃れる必要があって切羽詰まっていたというのはわかりましたから、事情があったうえでの話だということは理解したつもりです。
…が、しかし。11月までに入金していたユーザーは有無を言わさずロック状態になっているわけでして、結果その分現状はマイナスなわけです。そのユーザーに対しての説明としては不十分と言わざるを得ないのではないか、と個人的には思っています。
まずは、「香港への上場」がすべてのキーワードになっているように思いますので、ここに向かうまでのロードマップをぜひ開示してほしいです。これがわからず曖昧なままで資金を預け続けるというのは、いくら増えることが確定していると言われても安心できませんし、これぞ絵に書いた餅だと思います。
これがぽっと出のよくわかんない案件ならここまでのことは言いませんが、もはや数千万人規模と言われるレベルの企業になったはずですから、しっかりと情報は情報として、いいことも悪いこともちゃんと教えてほしいと思いますね。
ネガティブすぎて気分悪い!と思う方も絶対いらっしゃると思いますので、最後にここでお詫びしておきます。すみません。
撤退しろとかそういう意図は全くありませんし、Munics Bankがしっかりしたものだと自分が飲み込めれば、基本的には続行する予定です。
ここまでユーザーにリスク追わせてるんだから、しっかりやってよ!というエールみたいなもんだと思ってもらえれば…無理か…