淋しくて哀しい。とても逢いたい。
今日がFの引っ越しだった。東京を引き払い、荷物がこっちの町に着くのは明日の午前中。
昼間、だんなが電話をして、夜、こっちにきてるなら飯でも一緒にどうかと言った。荷物の運び出しは終わったが、こちらに着くのが何時頃になるか分からないとFは言った。だったらまた電話くれと言って、だんなは電話を切った。私はそのやりとりを聞いていて、彼女と逢ってるんだなと思った。

さっきFからメールが来た。今夜は彼女のマンションに泊まっていると。やっぱりね。それ以外無いもんね。

こんな気持ち、誰にも知られたくない。

Fのようなタイプは鬼門なんだ。あのタイプには振られる。だから深入りしないように気を付けてきた。しばらく時間があれば自分の気持ちくらいコントロールしてみせる。そのうち冷める。そのくらい知ってる。
でも今夜は、寂しくて哀しくて仕方ない。逢いたくて仕方ない。
気持ちを伝えたい。伝えたくない。
都合のいい女でいるのはシャクだ。誰にとってだって、都合のいい女なんかでいたくない。私はだんなの飯炊き家政婦じゃないし、Fの据え膳じゃない。
私は私でいたい。私でいて、恋をしていたい。
醜くなりたくない。東京の彼女と、そのうち上手く行かなくなるわよと思っている自分を認めたくない。嫉妬していることを知られたくない。恋してしまったことを、自分から白状したくない。追いかけたくない。追いかけられたい。愛されたい。もっと愛してることは内緒にしておきたい。

Fの特別な人になりたい。

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