その夜、改めてコウちゃんに会うことにした。

真実を知りたいから、

ウソつかないで正直に話して欲しいと言った。

コウちゃんは、

全て正直に話すから、

別れるのだけは言わないで欲しいと言った。




彼女は同じ会社で、入社2年目だそうだ。

その子に告白され、

私の存在を知った上で、

遊びでもいいから、

一緒に居る時間を下さい。

彼女からそうお願いされたそうだ。

始めは遊びのつもりだったが、

次第に彼女に惹かれてしまった。

今は付き合って3カ月になる。

カホと別れたくないが、

彼女と今別れることはできない。

ずるいけど、これが本音だ。



私は、彼女のどこに惹かれたかを聞いた。

彼は、昔カホと付き合いたての頃を思い出すと言った。

カホはおっとりしていて、

小さなことにも純粋に素直に喜んでた。

でもどんどん強くなっていった。

俺が好きなカホは、昔のカホだと思う。

と言われた。

つまり、私は可愛げがなくなったんだな。

もうすぐ30歳の女が、23歳の可愛げに勝てるか。


じゃあ、
私が昔の私に戻ったらいいのかと聞いた。 
      いや、戻り方わからないけど

多分、無理でしょ。

だってバレちゃったんだから。

コウちゃんはさらに続けた。

今まで、何度も浮気はした。

いつもはバレないように、

一夜限りのものばかりだった。

でも今回は、続いてしまった。

彼女が昔のカホみたいだから。
うーん、似てません。
自分で言いますが、
外見なら私の方が可愛いと思う。






今までも浮気…?
全く気づかなかった。


気づく訳ない。
だって完璧に隠したから。
そこ、威張らないで欲しい

コウちゃんは口がうまい。

私は簡単にだまされていたらしい。

カホは人を疑わないから、

俺のウソをいつも信じてた。

そこも、健気だったから可愛かった。
騙した人が言うな!



しかし今回は正直に話した。

つまり彼女に本気なのではと聞いた。



すると彼は、

ずっと言えなかったことがある。

彼女のことがあってもなくても、

カホとは結婚できない。

結婚はできないけど、

絶対に別れたくない。






はい?