中2の頃、
ボロアパートから少しグレードアップして、
一軒家の賃貸に引越しした。
4DK、古いけどものすごく広くなった。
私だけの部屋もできた。
中3の頃になるとさすがにウチの噂話は新鮮味がなくなったからか、
あんまり噂されなくなった。
少しずつ話をする同級生も増えたが、
私は警戒しているから仲良くはなれない。
高校を決める時期になり、
私はこの地域の人が行かないであろう遠い学校を選んだ。
もう何も噂をされたくない。
私立に行く余裕はないから、
どうしても県立に行かなきゃと思った。
実父は学費を全て出すと言ってくれてたが、
裏切ったのが申し訳なくて断った。
そして安全圏の高校を選び受験し、
入学してようやくこの地域から少し離れることができた。
高校に入った私はバイトに明け暮れた。
週4〜5日ぐらい21時まで働き、
家にいる時間が減った。
自分の給料で好きなものを買い、
弟妹にも買ってあげたり、
自分のおしゃれにも興味を持ち始めた。
友達はたくさんはいなかったけど、
誰も私の事をヒソヒソ言わないだけでも、
私には学校が居心地の良い空間に感じられた。
この頃から派手な喧嘩は徐々に減り、
数ヶ月に一度の割合になっていたが、
それでも仲裁は心身をすり減らすヘビーなものだった。
そして私が高2の時、
チカは中3、ヒロは中1になった。