今では…

もういいかなって

思うんだ…






あのとき

一番苦しかったとき…




世界が歪んで

自分が内側から

溶けていくようで…



生と死の区別が

つかなくなって…



なぜここにいるのだろうと

苦しみ抜いていた

あのとき…






一番身近いにいた

たくさんの人たちは…



途方にくれていた




そして、


叱咤激励に応えない

わたしを…





もう、

慰めるでもなく

寄り添うでもなく





遠ざけたんだ…




関わるのを

避けた…





わたしだけ

遠くへ



自分たちから

離れた場所へ





送った




お金だけは

だすから、と



‘’
自分たちはあなたに

なにもできることがない


あなたは自分で

自分を立て直しなさい‘’


と…





17才だった