だんだん世慣れてきた気がするな
衝撃の先週から、更に厳しい状況に立たされたエリンさん。
策士ダミヤにブラフで勝負ッ……!
ここら辺、エリンさんの成長と言えばいいのか変化みたいなものが見られますね。
今までは愚直なまでに正攻法でガチンコバトルをしてきたエリンさん。
しかし今度は虚偽を楯にしてダミヤを引っ掛けるという方法に出ました。
こういうこなれたやり方は、やはり通過儀礼を経た大人の強さ、という奴でしょうか。
ただ、何によって違いが出たか……にも依るところはあるかもしれません。
例えば、今回の件を何かしらの小細工によって切り抜けたならある意味世慣れた、また言い換えれば小知恵の利く大人と言えるでしょう。しかしながら、今回の違いが精神面の違いなんかだったりすると、これはもうテクニックなどとは言えない訳で、名目こそブラフだけどやはりエリンさんはガチで戦っている。
他の作品だったら「何か仕掛けてあるのかな~」とか思いますが、多分後者っぽい。
王獣にビビらない
という事ですね。
普通の動物もそうですが、人間側の警戒心や苛立ちはダイレクトに伝わります。だから奏者自身の精神力が試される。
言うは易し、ですが、相手はあんな生き物。
エリンさん並の胆力はがないと無理でしょうから、結果的に彼女の言ってる事は事実とそう乖離していない事になる。その場合、ブラフはあっても管理者の器量をも自然に図って仕掛けてしまったという感じでしょうから、やはりエリンさんは根っこで全然変わっていない、とも言えます。
一方で既に音無笛を吹くのにも躊躇いが無かったですし、総括的に言えば社会的部分を抑えたまま自らの欲するところを行うという感じですかね。
ダミヤの脅しに怯むのも、これは色々な要素が絡んでいるとは思うのですが、以前との違い。
・リランとの関係性の変化
・エリン自身の心情や覚悟の変化
・事実上迫ってしまったカザルムの危機
・ダミヤのみしか対面出来ない状況
どの要素が強いかは難しいところかな。
しかしダミヤの打算的な言葉で真逆の回答に辿り着いてしまったようで。
これはちょっと自己犠牲ENDのフラグっぽい……。