獣の奏者 エリン 第41話 「真王の真実」【追記】 | リュウセイグン

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認めたくないものだな、真性の変態というものは





理屈としては予想の範囲内なんですが、キモ過ぎるので除外していた(したかった)可能性の一つに辿り着いてしまうようです。

あ~、キメェ!


と思ったけど、よく考えれば王朝で20歳くらい離れた夫婦とか珍しくないか。
子供を産むのは一つの義務みたいなもんだし、一夫多妻制だってよくある話。
我が国の文学にも光源氏という素晴らしい変態紳士がおりますが、ダミヤもそうだった……という事であろう。

まぁ最後の希望はセイミヤを娶るのは、あくまで支配の手段であって嗜好ではない……って可能性なんですが、省みるに現在の展開を知らない頃の我々が散々ネタにしていたくらいですから、やはり本物の風格を漂わせています。

このアグネスも大激怒な展開を阻止出来るのはやはりシュナン、君しかいない!

檄を発して君側の奸を討つんだ!

そうすると、まずヌガンと戦わなきゃいけない羽目に陥りますが、これまた最初から明白な事態だったので、むしろ当然と言うべきか。セイミヤに振られてダミヤ発狂フラグもさり気なく立ってますね。
すんなり受け入れる? ……いやいやご冗談を。


一方、偶然の要素が強かったのは真王家の言い伝え。
僕なんかは外戚(ダミヤに限らず)が操りやすくする為に、敢えて途絶えさせられたのかとも考察しましたが、案外単純な理由
サイガムル襲撃の事も考えないでは無かったが、伝承の途絶を狙って引き起こされた物ではないし、どういう形態で伝わっているかも判然としなかった。更に物語としては、偶然そうなったと言うより、必然的にそうさせられた……みたいな方が面白い、と思っているので、あまり重きを置きませんでした。
大罪の時もそうなんだけど、たまにネタばらしが素直で、やや拍子抜けする場合はあるな~。
(追記・コメによると原作で先王の襲撃というのは、伝承が狙いになっていたとか。そっちの正確な意図や展開が気になるけど原作読むのはTV終わってからにします)


ただ神話部分さえ知ってれば王獣を操れる方法があるんじゃないか……というのは演繹的に十分考えられる事だから、誰かが知って(研究して)てもおかしく無いんだよな~。


一応フォローしておくと、大罪については一子相伝(口伝)のみだった……というところでしょうか。文獻があれば、気付かれたりするし、(焼けたとしても、写本があったりもするので)簡単には途絶えないだろうし。こういう場合って、セーフティーがあったりするのが一般的だからな~。真王家のやった事はかなりリスクが高い。まぁ、アイヌ伝承や初期の仏教経典は完全に口伝らしいんですけど。


兎も角、国王と変態を前に一歩も引かないエリンさんは、マジハンパない(誤解されやすいけど誉めてます)流石に真王も気を悪くしたみたいだし、変態に至っては卑劣な脅しを仕掛けてきましたが



私を苦しませる事は出来ても、
従わせる事は出来ません




凄ぇ~!
明らかに力の差は歴然なのに(むしろ力の差なんて考えてない)、毅然として言い放つその胆力。
この人、本当に根性座ってんな。改めて実感するわ。
僕は素晴らしいキャラには思わず「さん」付けしてしまうという癖があるのですが、エリンさんは間違いなくその資格がありますね。

しかし、真王が直後に死亡フラグを建て、それを実行してしまったが為に、情勢は悪化していきそうです。

ダミヤがセイミヤを狙い、それを阻止すべくシュナンが兵を起こし(現大公も死ぬね)ヌガンと戦う。

そこまではある程度推察出来るのですが、そうなるとエリンさんの立場は?

残ってるめぼしい伏線は


母の指笛を潜在的に使えるエリン
闘蛇の不審死の原因と理由
キリクのスタンス


辺りか?
闘蛇絡みの物が残ってるので、これらを駆使してエリンが王獣と闘蛇の衝突を避ける……みたいな方向へ行くのかな?

本人は国が平定された後に、リランたちと山奥で隠遁しそうな気配もする。