それが真マジンガー!!!
伏線放り投げにも全力投球
それこそ真マジンガー!!!!!
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いやまぁ……原作準拠の部分も多いし、第１話の内容から最終回は何となく予想していたんですけれども、それを上回られたというか、ねぇ？
この人はいつも予想の斜め上って言うか、予想の大気圏外を突破されてしまうので、凡夫の身としては言葉が出ない場合が多いです。真マジンガーは特に。
凄い、確かに凄いんだ。
むしろ凄いとしか言いようがない。
しかしこの『凄い』を他人に伝える時は『凄い』という言葉の定義をしてからでないと、誤解を受けてしまうような凄さです。
何をやっているのかはよく分からないんだけど、凄さだけは伝わってくる。
そしてその『凄い』勢いだけなのかと言えば、実はちゃんとしたドラマも構成されていたりするので余計に言及しにくくなってしまうんですね。
今川作品は単に破天荒と思われがちですが、なかなかどうして登場人物の内面に深く入り込んでいますから。
今回なんかも、例えば兜甲児としての物語、マジンガーとしての物語は終わっていないんですけどあしゅら男爵視点から見ると完璧に話が終わっていると言っても過言じゃないと思います。
それを踏まえて振り返ると、新章突入の前にキチンとあしゅらが「これは私の物語」であると語っているんですね。
適当なようで芸が細かい。
あと錦織つばさや兜剣造の物語としても、伏線というか彼女らの持っていた含みみたいなものはほぼ全て解消されているんです。
その上で、最終回で更に大風呂敷を広げる。
カブトボーグすら最終回でこんな事やらなかったぞ！
（微妙にやってた気もするが）
畳む気すら見せないから、逆に感心してしまう訳で。
『東のエデン』とか『戦国BASARA』が不満だったのは中途半端に畳もうとしていたからなんだなぁ……と前期の作品にまで思いを寄せてしまう自分が居ました。
確かに適当に創った作品は文句の一つも言いたくなりますけど、マイケル・ベイの『トランスフォーマー』くらいまでやられてしまうと逆に爽快感すら出てくるのと同じ現象ですね。
作画を気にされている方も居たようですが、個人的には甲児君の正面からロケットパンチ撃つ時以外は気にならなかったなぁ。あとあしゅらが「笑 え～」と近付く時も顔が大きくなっていたりしましたが、精神で顔が歪むという演出も多々なされているので区別が付きにくい、というのもあります。
そして表題の「ロケットパンチ百連発」
てっきりマジンガー自身がロケットパンチを連発するのかと思いきや、マジンガー軍団にパンチを仕込むという意味があるのか無いのか分からないけどビジュアルのインパクトは凄い……といういつものアレでした。
花栄さんの
追魂奪命剣!!!!!
とかな。
そして格言!!!
能ある鷹はパンチを隠す!!!
何を……甲児君
君が何を言っているのか分かんないよ！ 甲児君!!
鷹には手すら無いという事実をすら視聴者に認識させないこの説得力。
相変わらず今川さんの言語センスは圧倒的やでぇ～。
個人的にはここらでBGM「守護神」掛かってくれるとより嬉しかったけどな。
ガミア主人公みたいだったもんな～。
そしてあしゅらの
計画通り！
最終的にはコイツに落ち着くというのが衝撃でした。
つばさがどういう話をして危機感を覚えたのかは分かりかねますが、
ドクターヘル死亡→あしゅら自決GO！→ミケーネ復活
こうなるよ！ って感じだったのかな。
しかもゴーゴン大公が刀で斬ろうとするのをさり気なく断るあしゅら男爵！
このシーン、二回目見て漸く意味が分かったんだよ。
ゴーゴンが気を使い、あしゅらがそれを察して自らの手でやるって所なんだな。
マジで芸が細かい。
で、結果ミケーネが復活して一話冒頭に繋がるという訳か……。
もう少し暗黒大将軍と闘うと思ってたんだけどな～、これは尺が足りなかったんだろうか。
すこし残念だったね。
続編フラグは立ちまくっているので、コレで出なきゃ生殺し、もしくは詐欺だぜ！
どうか宜しくお願いします……というわけで続編の為にアンケートにも答えてDVDも買わなきゃいけないな。
ちなみに俺は超合金魂とプラモも買ったぜ！
そしてプラモは重要な部品一つ無くしたから胴体が完成出来ないぜ!!!orz
（一部分だけ送って貰えるらしいからなんとかなるとは思う）
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