獣の奏者 エリン 第31話 「光の空」 | リュウセイグン

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胡散臭いにもほどがある





ちょっと元ちOPが残念でした……う~ん、最近また子供産んだから元気が無かったのかな?
人間としては良い事だと思うのだが、歌手として声があまり通らなくなってる感じはした。
他人の歌だし、歌い方を変えてるせいかも分からんが。

そしていよいよ出てきた胡散臭い男ナンバー2キリク
冒頭の回想シーンから随分とアレな感じだった上に、なんとこの男が闘蛇の卵を奪う手引きをしていたという衝撃のネタバレ。ここまで引っ張ったんだからもう少し大々的に……とは思ったものの、シチュエーションが奇妙なので別の興味が出てきたからまぁ良しか。

キリクは真王領民。つまりサイガムルではない……という事。
更に回想からすれば、大公領民に預けられているような過去があった模様です。
彼らから屈辱を受けているので、むしろ憎んでいると言っていいレベル。

毒の先生という二重に怪しい立場のようです。


みなさん、これからたっぷり毒の知識を仕込んであげるからね



このセリフクソワロタwwwwwwwwww
ホント怪しさ大爆発だなwwwww
しかもエリンに


ご褒美をあげようね
あめ玉だよ、さぁ



とか、お前ナメてんのか、あめ玉だけにwwwwwwwwww
だれうま(ry

とは言え、コレは恐らく常に食べ物を与える人という印象を付ける事で、いざという時に毒を渡すのを不自然に思わせない演出である可能性も。
みんな顔赤らめてるしwww
こいつが石田彰でも違和感ないな。

ガラスの様に繊細だねキミの心は……みたいなな。

とまぁ妙にキャラ被っているダミヤとキリクですが、実際に気脈を通じている可能性も十分に考えられますね。

仮面の男(キリク)が大公領民であれば、闘蛇の卵はそれほど必要性が無い物の筈でした。
一応サイガムルという集団が出てきたので、疑いが向けられていたのですが今回改めて真王領民側に原理主義的勢力が出現した事で話が通じるようになったと思います。

現在、リョザ神王国には大公と真王が居る。
コレは今までさんざん語られている事ですが、細分化すると色々な派閥がある事が分かります。
大公と真王自身は、国の歪みを感じてもそれを変えようとする姿勢に乏しい。
彼らは消極的(穏健)な保守派だと言えます。神速のイアルも一応ここ。ただセイミヤ様はシュナンと気が合う様子なので、シュナンの姿勢に引きずられる可能性も考えられます。

で、真王の元にはダミヤが居る。
そして彼は絶対に何か企んでいる(笑)
説明には「国を守る為には手段を選ばない」とありますからグイン・サーガのナリスみたいな野心は無さそう。
だから彼は強硬保守派であると言えるでしょう。
厳密には親戚筋らしいですが、分かり易く王弟派とか言ってもいいかも。
恐らく、キリクもここに所属していると思われます。

一方、大公の元にはシュナンとヌガンが居ます。
シュナンはこのままでは国が滅びると危惧し、なにかをしなければならないと考えている様子。
ただ明確な行動は起こしていないし、叛乱みたいな事はしないでしょう。という訳で、彼は消極的(穏健)革新派ですね。
ヌガンはダミヤと同じく強硬保守派
あとはサイガムル
彼らは大公領民が良くなる事を目指してテロリズムにいそしんでいるので強硬革新派になります。

穏健保守は当代真王と大公だから、彼らの跡目争いに近い形として

穏健革新派(シュナン)
強硬保守派(ダミヤ・ヌガン・キリク)
強硬革新派(サイガムル)

の三つが入り乱れて争う、と予想されます。
王獣を扱い、闘蛇の弱点を知っているエリンはこのいずれの派閥にとっても確保しておきたいので間違いなく狙われる事になるでしょうね。
ただキリクは出自が複雑そうで、妹が王獣に乗っているビジョンも幻視していますから、改心したり転ぶ場合も考えられます。妹も王獣を操ってたのかな~? それで責任問われて死んだんだったら、取り敢えず辻褄は合うんだが。

さて来週は、王獣に関する掟を語る過去話になるっぽい。
物語の核心の一つが明かされそうで楽しみです。
アフォンノアの向こうに国があって王獣を操って繁栄していたと。多分王獣を操るノウハウもあったんじゃないか。
まぁ結局戦争の道具とか、ロクでもない使い方を考えついて、それで意見が割れて国が滅びたんだろう。

予告で出てきた人は髪も目も褐色に見えたので、その国は他民族国家だったのかな

とすれば霧の民も真王一族の先祖も同じ出自で問題ない訳だ。
そして霧の民は悔いて技術を完全に封印し、真王一族は限定的に技術を伝える事で新たな国を築いたと。
きっとそんな感じだと思う。