東京マグニチュード8・0に遭遇したらどうするのか | リュウセイグン

リュウセイグン

なんか色々趣味について書いています。

長文多し。

東京M8・0はなかなかの良作っぽいです。
シミュレーションだけど一部改変もあるという形らしい。
そんな訳で、僕の下らない考察コーナーが始まります。


お台場、僕も親戚が月島に居て何度か訪問した事があります。
昔は船の科学館と倉庫ぐらいしかなかったのですが、なかなか魅力的な施設が沢山あって個人的にはとても好きなところ。


しかし、こと地震となると最悪の土地だと言っても過言じゃないでしょう。
元々は東京湾を埋め立てた土地なので、地盤が非常に弱い。
普段は問題ない箇所でも震動によって含まれている水分が地上へ吹き出す。
これが液状化現象と呼ばれる物で、第2話にも地面から泥水が噴出していました。
これの怖いのは建物の土台からダメになるというところ。
つまりビル自体の耐震性が盤石でも土地そのものが弱くなってしまうので、頑丈でも倒壊しないとは言い切れない。
もちろん多少は大丈夫なようにしているのでしょうが、やはり十全ではない。

建物はあまり信用しない方が良い、と。

作中ではフジテレビさんが健在でしたが


そりゃねーだろwwwww


とツッコんだものでした。
あんな不安定なオブジェ付いた建物が、マトモに建ってる訳無いだろ

お台場舞台にしたのは、そういう意図か!!!

っていうね。

兎も角、弟でも行方不明じゃない限りは、地震が終わり次第真っ先に外へ出るのが大切だと思われます。
出ても注意しなければならないのはガラスの破片
未来があんだけ降られても大丈夫だったのは、単なる主人公補正です。

そして高台になっている平地へ逃げる。高さは10m以上は欲しいところ。
近くには大きな建物がない方が良いかな。平べったいコンクリ製の段差でも、多分大丈夫だとは思う。

これは津波対策です。湾内で津波がどういった挙動をするかは分かりませんし、地震によっては津波の心配自体が無いと思いますが、我々にそんな判断は出来ません。水が引いた事で予兆を知る事も出来るかも知れませんが、そんな悠長に観察している暇があったら起きても大丈夫な場所に逃げるのが先決でしょう。

当座大丈夫そうな場所を確保したら、情報収集と連絡
当然回旋も繋がりにくいかと思いますが災害伝言ダイヤルを利用すればおk。


地震についての情報で必須になるのは津波や地震の規模、被災範囲くらいでしょうか。被害者情報とかは多少遅れるだろうし、人心地付いた後で構わない。

犠牲者は犠牲者、帰ってこない。
ここで守るのはまず自分の命です。

当作品では混線ではなく、携帯電話の中継局そのものが被災してアウトになっていますが、恐らく普通に考えれば一つがダメになっても他の場所がカバーしてくれるようなシステムになっているはずです。全部ダメになる、という可能性もなくは無いですが……まぁ全部の中継局が同じようなダメージを受けるなんて話は逆に不自然ですからね。
作中では連絡の取れない父母を捜して動く……という物語にする為に敢えて伝言システムを潰したと考えられます。

ある程度の安全が確保されたら、後はちょっと判断に迷います。
一番問題ない方法は、ずっと待っている事。

ですが、救助がいつになるかは分からない。
従って籠城する準備が必要になってきます。

取り敢えず考えつきそうな物は

食料品

携帯の簡易充電器&乾電池
服や布・下着
雨具やシート

余裕があれば
金銭
嗜好品(タバコ・酒)
地図


大抵の物はコンビニがあれば事足りるハズです。
しかしこう言う時には火事場泥棒が出るので、争いにならないように迅速な行動が必要です。
あと一応でも金銭は合理的に運用するようにした方が良い(カウンターに置いてくるような形でも)
非合法にやると、他人と争った時に不利ですので。
上の物は分かると思いますが、下の物は何故必要なのか?
地図は避難経路や自分の居る位置の確認として(ケータイのバッテリーは貴重品ですし)
お金などについては、もう少し後で語りましょう。



あとは安全な場所で待機し続ける、これが一番。
間違っても勝手に移動しない方が良い、というか恐らく出来ません。
何故ならお台場は、他の陸地と橋と線路でしか繋がっていないから(ひょっとしたらトンネルとかはあるかも分からんけどね)
まず通行出来ない状態になっている事でしょう。
最悪、救助等は全てヘリで行われる可能性があり、当然進みは遅くなります。

だから抜け出すよりも、避難区域での生活向上に努力を注いだ方がずっと良いと思われます。
そこで重要なのが先のアイテム。

金銭は、その時点では殆ど必要ありませんが後々必要になる事は分かりきっています。
また嗜好品は好きな人にとっては喉から手が出る程欲しい物。
つまりお互いの人間関係を築いたり便宜を図って貰うには非常に便利なアイテムなのですね。

物資が乏しく不安になると、人間は怒りやすく暴力的になります。
それに巻き込まれたら一大事。自衛の力が必要です。
最も分かり易い力は数

即ち一定以上のコミュニティーを築いておく事が大切になってきます。
親子連れなどに便宜を図り、ある程度の集団を築く事で、協力しあえる訳です。
ただし信用はせずに、あくまで物品を介したレベルでの付き合いの方が良いと思われます。

相手も獲得する物は多ければ多いに越した事はないと思ってる可能性があるからです(だから比較的信用性の高そうな家族連れと協力するんだけど)
どのみち救助されるまでの関係なのですから、根強い信頼関係を成立させておく必要はありません。
ただ、恩を売っておくのは大切だ『ホテル・ルワンダ』の主人公も言っていました

これで、どのくらい持つかは分かりませんが、ショッピングモールの健在度で決まると言っても過言ではないでしょう。10日~20日くらいの根性を据えて掛かれば、なんとか事態が打開されるかと思います。


以上、お台場大地震の避難シミュレーションをしてみましたが、所詮素人考えなので何処まで正確かはサッパリ分かりません
でもまぁ、備えあれば憂いなしって言うので、もし困難が生じた時は多少何らかの足しになれば幸いだと思います。