キ○ガイは川下りソングがお好き? | リュウセイグン

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史上最高の悪役キャラ20人!


こんな記事があった。
自分が観てるのはまだ半分弱といった所かな、恥ずかしながら。
と言う訳で、良い機会だから積ん観になっていた『カッコ-の巣の上で』を観てみたよ。


主演はジャック・ニコルソン
上記ランキングでは命を賭したヒースの新ジョーカーにその座を奪われましたが、きっちり『シャイニング』基地外作家としてランクイン


まさに色物役者の鑑!!
頭のおかしい人を演じさせたら右に出るヤツは居ません!!



仕事ばかりで遊ばない、ジャックは今に気が狂う」って……
お前仕事でとっくに狂ってるじゃねーか!


え? ジャック・ニコルソン嫌いなのかって?

大好きに決まってるだろ!!

こういう役者こそ大切にされなければいけませんよアナタ。


アイドル系追いかけてるだけで、飯塚昭三さんとか敬わない人ばっかだと業界は本当の意味で廃れる一方ですよ。


まぁ、色々考えると敵役の
ラチェッド婦長稀代のキ印を相手にしていた訳ですから、行動の是非は兎も角なかなかの傑物でありますね。権威的ではあるけど、少なくとも私怨で動く様な人じゃなかったからな。
一応本編では精神病の振りという設定になっていましたけれども、充分反社会的でしたよジャック。
むしろこの当時の体型でジョーカーやったらホントにまんまじゃねぇか! というレベルでした。
ジョーカーも精神病患者だしね。もう宿命づけられているとしか思えない。



でもね、やっぱりこういうキャラは何処か格好いいんですよ。


当然イケメンとか呼ばれるような青瓢箪とは全く次元の違う格好良さですよ


ジャック・ニコルソンて、顔はアレだからね。
どう見ても悪人ヅラだし
ハゲだし


私が思うに信念とか心持ち、覚悟っていうのは、たとえそれを守る事で自分の身に禍が起こるとしても貫き通すからこそ意味があると思うんです。
だってそうでしょ、テメェの身が危なくなったら翻される思想なんてのはあっても無くても同じなんですよ。


もちろん現実社会じゃそう上手くいかない。


けれども、だからこそ物語の主人公がそれを貫こうとする時

カッコイイぜ!

と感動を覚える気がするんだな。


マクマーフィは、こういうこと言われたら「そんな大した話じゃない」と言って笑うかもしれないんだけど、でも結果的に彼がしたのは束縛された世界での自由を貫こうとした結果の行動だったと思うんだ。


だから水道の箱(?)みたいなのを持ち上げようとして失敗しても「俺は挑戦したんだ」と言った訳ですよ。お前らは何かしないのか? って。
最終的にどうだったかと言うよりも、流されず自由を求めて何かをしようとしかたどうかが重要だと。


それが生きる事なんだと。


冒頭の患者たちが平穏でも生気を全く感じないのに、最後は物凄く生き生きしてるのが象徴的だ。
それはマクマーフィの歩むことになった状況と、まるっきり対を為してる


あぁ、前置き長すぎて申し訳ない。


タイトルの理由なんですが、クリスマスにマクマーフィが女連れ込んで放送を掛けるシーンがある。
精神病院なのにやりたい放題、明らかに尋常じゃないシチュエーション
その時、女が歌ってたのは



♪Row, row, row your boat. Gently down the stream



おい! 『ダーティーハリー』でバスジャックした時のスコルピオと同じ歌じゃねぇか!!



日本ではそこまで馴染みのない童謡だと思うんだけど、この歌は頭がおかしいシチュエーションに流すという暗黙の了解でもあるんだろうか?