TPPの加盟について、なんだか、玉虫色の決断と言っているけど、結果的に、日本の農業を守るためと言いたいのでしょうが、農家をしている私からすると、はっきり言って、いい加減な決断だと思っております。


現時点で、日本の農産物の値段の高さ、これは、消費者の懐をかなり圧迫しているのではないでしょうか?

今、日本の就農の平均年齢の高さ、これは、いかがなものかと思います。

一般的な、会社を考えたら、平均年齢は、どの位でしょうか?

定年の年齢より高いなんてことは、有りませんよね。


消費者の事を考えたら、海外と渡り合える金額でも対応できる位下げなければならないでしょう。

戦後、食べるに困る農地を持たない農家が、多々居た時なら、今の方法でも良かったと思います。

しかし、昭和30年代から高度経済成長の時代になってからは、どうだったのでしょうか?

食べる事が出来なかった時代なら、あの時の農地でも良かったでしょうが、時代の変化について言ってないことが、今の高額な日本の農産物になってしまったと思われます。


海外での1農家の耕作面積を考えると、日本の平均は、10分の1以下になる。

そうなると、小さな農地でも同じだけの農機具が必要になります。

海外では、1農家で出来る量が、日本では、10農家で無ければ出来ないことになります。

10倍になったら、使う農機具は大きくなるかもしれませんが、日本の10倍の農機具を使うことは無いでしょう。


この先、早めにTPPに加盟することで、農家の大規模化を進めることになるので、大きな農家が残ることになるでしょう。

就農平均年齢からすると、価格が下がったら、撤退する人達が出てくる。

そういった農地を集めて、大がかりな農家を作ることで、かなり、海外と対抗できると思うのだが・・・


実際、私が、子供の頃は、兼業農家ばかりなのですから、日曜日だけ農家をするだけでした。

単純に、専業農家になったら、その土地の6倍に増やしたとしても、月曜日~土曜日まで、働いたら良いわけだから、そこそこ、時間的な問題は、無いはずです。


人件費については、相乗効果という物が有りますので、大きくすることで、無駄な作業を減らすことも可能になるので、そうなると、更に大きな農地でも対応が出来ることになる。

売上が高くなると、その分、肥料などの使用量も増えると、その分のコストダウンも可能になる。


何処まで、海外と対抗できるかは判りませんが、今よりは、コストダウンできるはず。

現在の、昭和20年代のシステムでは、無理でしょうけど、流れに乗ってTPPに加盟したら、そういった農家が、増えてくると思います。


農家の私としても、TPPには早く参加してほしいと考えます。


ただ、票田と言われる位、農家の票が必要な方には、頭の痛い話になるでしょう。

農産物の流通に関わる人たちは、むしろ、海外の安い農産物も扱える事になるでしょうから、そういったメリットをつかめれば、生き残ることは可能だと思います。