覚醒する毒
少しずつ皮膚に吸収されていってね
早いなもう10年だ
完全にスポイルされた僕
甘くて苦い毒
これは僕の印
君と出会う前からの仲なんだ
掌に雫を落として君に翳したら指の隙間から欠片が散った
淋しいんじゃないんだ
ただ哀しんで涙を流すのは耐えられない
もうそういうのは止めようって思ってね
そしたら今夜君は大粒の涙を流した
覚醒した毒の香りは雨の中で掻き消された
で、なんで僕がそこに立ち会えなかったのか?
友人からの知らせで宙を見たときには君は雲に隠れてた
酷いよなまったく
君のそんな姿、僕長らくみてないよ
でもさ、今夜の君はやっぱり(美しいな
萎えかけたけど気持ちが君に取り込まれる一方だ
全ては僕に還ってくる
わかってるんだけどな
●この消えそうにない体の痛みが快感に変換できたら
多分僕は逝き過ぎて失神するか死んじゃうなw

