図書館って好きです。

本屋で本を買うのも、お手軽にAmazonで本を買うのも良いけれど・・・

あの古い本の香りと、背表紙がならんでいる本棚の間を縫って歩く瞬間が好き。




さて、たまたま目についてきになった本を借りてみました。


マノロブラニクには早すぎる/永井 するみ
¥1,680
Amazon.co.jp

マノロブラニクといえば、Sex and the cityのキャリー(サラ・ジェシカパーカー)が大好きな靴のブランドですよねサンダル

お高いので庶民にはなかなか手が出せません~。



(あらすじ)

主人公→女性ファッション雑誌の編集部に新人として配属された世里。

完璧なファッションに身を包む(鬼)編集長や、個性的な同僚に囲まれる仲、世里はファッションで個性を発揮することができず地味で目立たない格好をしてしまう。

そんな中、世里は読者モデルの記事を担当することになった。ファッションの奥深さに触れ、少しずつ仕事に夢中になっていく・・・というお話




読み初めの印象としては「プラダを着た悪魔」を連想させましたが、実はミステリーになっていました。

とはいえ、テーマがファッションであり靴であるので、その描写にはわくわくさせられます。

また、女性の真理の裏側などもよく描写されています・・・。

良い先輩だと思ってたのに、成功を妬んで足を引っ張ろうとする場面なんて、やっぱり人類性悪説を推進したくなりましたね。



靴は、自分の好み(デザイン―色、フォルム、ヒールの高さ等)と履きやすさ(自分の足に合うか)そしてメンテナンスによって「その人となり」が出ると思います。


どのようなものを選ぶかでファッションに対するスタンスがわかるし、メンテナンスを怠っていると、だらしがないのかな、とも思う。


そして実際、すべての条件が揃った、自分に合う靴を探すのも難しいし、靴との出会いは一期一会。


そう思うと、靴って単なるファッションアイテムじゃなくてやや深淵なテーマになりうる。

だからこそ、靴をテーマにした映画や本などもあるのかもしれないなぁ、なんて考えました。





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