人を「わかる」なんてことがあるのかな

自分のことさえ 自分の心の闇さえ測りきれない

錘を結びつけた糸をそこに垂らしてゆくなら

その深さ・昏さは予想もつかないものになる

 

だから君をわかることなんて無理

「不思議ちゃん」といえば聞こえはよい

「恋多き女」といえばそれもけっこう

性愛に溺れ 数も行為も 詳細を聞くと

冷静を装うのに苦労するくらい

確かに君は素敵で魅力的だけど

「つかみきれない」んだよ

 

君は「人ったらし」

どうぞお好きに

だから せっかく自分にかけてくれる言葉も

どこまで真実なのか 信じていいのか

よくわからない

 

過去のすべてを 

他人が割り込むことのできない言葉でまとめる君

もうゲームに付き合う年齢ではないのかも

必要な時だけメッセージを送る

 

最大の愛を込めて無視をする

いや 無視じゃない

他の男が囁くような言葉は

そちらから聞いてね

僕は…

自分にしかできないことをするよ

 

君への愛は常に毒 効き目の遅い毒があり

僕の幸せを君に見せつけることが僕の復讐

●したいくらいに君が好き

君から滴る生暖かい鮮血を全身に浴びるのが

僕の夢