ちょっとした行き違い 思惑ちがいで

今週君に会えそうになかった…

でも、そのままではいられない

急に君の職場を訪れて

「いま着いたよ」とメッセージを送る

 

そんなそぶりを見せずにしばらく談笑

「君にキスしたい…」

そしていつものように大きなビルの小さな空白の空間に滑り込む

ここには監視カメラはないからね

 

扉を閉めると 途端に火がつく

抱きしめあって唇を重ねる

壁に君を預けて

乱暴にGパンを 下着ごとずり下げる

まどろっこしい…

右足のスニーカーがつっかえるから

右足首からスニーカーをもぎ取って傍に投げだす

 

僕はしゃがみ込み

君の右足をあげる

ふっと怪しい香が漂い

もう我慢できない

 

かぶさっている「ふた」をもちあげ

核を舌でなぞり続ける

いつになく敏感

君が自分で右足膝を僕の肩にかけたのが嬉しかった

 

小さな核が 精一杯主張しているような高まりを見せる

指を滑らせる

君は結構「奥」が好き

君に灯(ひ)がともるポイントをグイッと押す

上の方から熱いため息が漏れる

指先も ため息も どんどん濃さを増す

 

まるで「ジュッ!」という音まで聞こえてきそうな勢い…

ものすごいぬめり

さんざん愛撫した後に指を引き出すと

べっとりとした白濁

純白で美しい

 

君の目先に突きつける

それを味わう

その様子も見せたいんだ

酸味のある味 レモンかな…

舌先に少しだけ君の白濁をのせて

君にキスする

 

その後は君を裏返して

後ろから突き上げる

吐息がどんどん激しくなる

でも今日はダメ

 

もうとどめられない… その瞬間に君の髪をつかみ

君の口に濁流を注ぎ込む

その瞬間 君がかわいそうになる

一緒に償うよ

君の唇から僕の分身を受けとる

 

何事もなかったように

一瞬の衝動 狂おしい交情を終えて

 

爽やかに君は「またね」と職場に戻る

車の中で まだ動悸がおさまらない

 

逝ってしまいそうな夏…