何度か書いてきましたが、私の父は発達障害的な特質を持ち、ほぼアル中です。
昭和10年代の生まれなので子供の頃は勿論発達障害診断なんてものはなく、その後も機会がなく未診断ですが、ADHD強めでASDもあり、知能は境界知能レベルと感じています。
家族として特に被害を被ってきたのはお金に非常にルーズで目先の楽しみ(主に酒関係)に弱く、家族に無関心な事。
そしてそれを責められると平気で嘘をついてごまかそうとして、家族がごまかされないと怒鳴って黙らせようとする事です。
とにかく腹が立つのが嘘をつくのが平気という点。
発達障害の人すべてがそうではないと思いますが、中には子供の頃から失敗が多く叱られる機会が多い為に嘘をついてその場をしのごうという癖がついてしまうという話も読みました。
父の場合、生活費が足りなくなってもお酒が飲みたい欲求を制御できず、それを正当化する為に平気で嘘をつきます。
ちなみに以前趣味のサークルに入っていた頃は、そこで身の丈に合わない金額を使いたい為に母にいろいろと嘘をついてお金を引き出そうとしていました。
他にも日常の些細な事でも年中嘘をつくので面倒な事に。
例えば母がパートから帰ってきて「ここにあった○○知らない?」と聞くと、父は「知らない!」と即答します。
でも実は父が使ったり移動している事が多く、だいぶ後で発見されるのです。
しかも父は仕事が暇だと思いつきで模様替えやDIYをやるので、家族はそれに振り回される事もしばしば。
使いたい道具があるけど自分の物がない、家族の物もない、となるとよく探さずにすぐ買いに行くので、気付けばノコギリが7本に増えてました(笑)
当時は分かりませんでしたが、今思うとADHD的行動ですね。
1.物をすぐなくす。
2.でも今すぐ使いたいから人の物を使う→そして使った事を忘れて放置
3.人の物もなかったら買いに走る
4.整理整頓してないのでまた見つからなくなって1から再スタート
そしてそれを怒られたくない為に嘘をつく。
しかし父の嘘はこの手の嘘ばかりでなく、自分をよく見せる為の嘘も時々あります。
父は兄弟の中でも特に出来が悪かったようなので、虚言でもって自分をよく見せようという心理が働くのでしょう。
現代日本は少子化が問題視されてますが、結婚して子供を持つのが当然とされていた昭和、こういう親の元に生まれて非常に苦労し今も生きづらい人が私以外にも結構いる事を考えると、こういう親が減る分には子供の幸せの為にはよいのでは?と思います。