漫画「パイナップルARMY」感想(完結作品を語る! #358) | マンガ好きミュージシャンhiro’

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「パイナップルARMY」(原作:工藤かずや / 作画:浦沢直樹)
連載期間 1985年~1988年(ビッグコミックオリジナル)

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昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
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「パイナップルARMY」は、
「MONSTER」「20世紀少年」などでお馴染みの浦沢先生の初期作品で、全8巻。

ネッシー的な巨大魚の釣りの話を覚えていたので過去に一度最後まで読んでますね。
久しぶりにネカフェで全巻読みました。


話はというと、
ベトナム戦争を生き残った歴戦の兵士のジェド豪士が主人公
依頼されたら、その依頼人をトレーニングして問題解決を図る戦闘インストラクターです。

1980年代連載で、
50年代~70年代に行われていたベトナム戦争から大して時間が経っていないので、戦争の空気の残り香を感じます。
戦時中の過去話(回想シーン)もちょこちょこ描かれます。
現実に起こった事件や紛争や人物と、フィクションの混ぜ方が上手くてリアリティがあるんです!

さて、
悪人や悪いことをしてしまう人も、大半は人の心があり常にゆれ動いているということを非常に上手く描いています!
そして、良いことも悪いことも生き死に対しても、時に冷たく見えるかもしれない一歩引いた目線であり、悪人は容赦なく殺すんですが個人的に好きです!

ただ、
原作は浦沢先生ではないものの、次作の「MASTERキートン」のプロトタイプ感が否めません。
まぁ、今作をブラッシュアップしたのが「MASTERキートン」と考えれば自然なんですけどね。

ということで、
「MASTERキートン」など浦沢先生の作品が好きな人、戦争戦闘・軍事系のマンガが好きな人、
ずんぐりむっくり体型が好きな人にもオススメです!?


・終わり方について
死神のような日本人が今作のラスボス的存在で、核を持ったテロリスト集団の一員です。
核爆弾テロは食い止め、ラスボスであり犯人を銃で撃つものの、自身の安否も不安な状況に…。
しかし、最終ページで現在も生きていて仕事依頼をされているのがわかるというところで終わります。
面白かったですし続編があってもいい作りですが、あえて今作の続編を描かなくてもいいかなという感じです。

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ここまで読んでくれてありがとうございました。
「パイナップルARMY」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

hiro’
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