人間には、正義と悪は分けられないと思う。
だってね?
向こうの国が正義だと思って行っていることは、こっちの国では悪になる、なんてこと、よくあるんだ。
向こうの国では英雄で、こっちの国では悪魔だなんておかしな世界だ。
でもみんな、自分の世界の正義しか信じない。
何故って?
だって、その世界しか知らないんだもの。
その世界の正義を小さな頃から教え込まれて、その他の正義の存在なんて知る余地もない、小さな箱で育った子供たちは
その、悪にでもなる正義の存在を疑うことも知らないんだ。
なんて理不尽な世界だろう。
ひょっとしたきっかけで生まれた正義と悪は、今も理不尽な世界を彩っている。
いつになったらこの無言の戦いは終わるんだろう。