自分はマリノスサポでもないですし、特別に思い入れがあった選手でもありません。
強いて言うなら名前に同じ【直】が付くくらいでしょうか。
それでも、日本代表として一時代を築いてきた選手が、こんな形で人生の幕を引いてしまうのは残念でなりません。
昨年、松田選手がマリノスを戦力外になった時にマリノスというクラブの姿勢を疑ったものです。
確かにこのご時世、経営が楽な企業なんてありませんし、同じ実力なら安くて若い選手を起用するのは当たり前だと思います。
しかし、中にはそれとは関係無しに使い続けなければいけない人材がいます。
それがマリノスにとっては松田直樹という選手であると思うし、それこそがまさにチームの【魂】であると思います。
松田選手を追い出したマリノスは8/4現在、暫定首位にいます。
僕はマリノスの試合を全試合細かく見ているわけではないですが、首位のチームの割に魅力を感じません。
それはシステムや戦略と言った部分以外の問題、つまり【魂】を感じられないからかも知れません。
度々ニュースでも流れていますが、マリノス最後の試合後のサポーターへの挨拶。
決して饒舌なわけでは無いですし、上手い事を狙って言っているわけではありません。
思いの丈を自分の言葉で吐き出す姿には愛すべきサッカーバカの姿を感じました。
アトランタオリンピックのマイアミの奇跡や、日韓W杯ベスト16。ここ数年の日本サッカーの躍進には彼の姿がありました。
とりあえず、今はゆっくり休んで下さい。
ありがとう松田直樹。
