【18】リカバリモード>穂高縦走 | 山と月のカケラ

【18】リカバリモード>穂高縦走

【18】リカバリモード>穂高縦走



せっかくの縦走記録として写真をいっぱい撮りたかったが余裕がない。
安心して手を離せる場所が少ないとでも言ったほうがええかな。

それに、写真を撮ろうにも、遅れがちに後ろを歩くウチには
そんなヒマすらない。


気がつくと、
ウチが落ちるとか危ないとか関係なしに先頭はさっさと前を行く
ちゃんと着いてくる前提で歩いているのがわかるから
カメラなんぞ悠長に出してられへんしな。



■ 09:25 天狗岳


やっとの思いで天狗岳にたどり着いたら空が明るくなってきた。音譜


月のカケラ
卒塔婆みたい・・・

さっきまで疲労困憊していたのに、クっと気持ちが入れ替わったような気がした。

もう、足も辛くないし、腕も張ってないし、膝も笑わない
お腹も空いてきた。


ランナーズハイじゃないが、疲れ慣れした?
クライマーズハイとは言わない。
そういう気分じゃないもん。


いや、もしかして、ここまで泣きが入ってた?ウチって・・・


山に呑まれるって感じ???


いやいや、ちゃうちゃう
緊張が解けたのか?


自分でもビックリするぐらい足がラクになったし踏ん張れるようになった。


それでも慎重さは抜けない
旦那があんなに危ないとこはアカンよって言ったのに
会長がくれぐれも気をつけてって言ったのに

ほら!って言われたくないし
っつーか、落ちたら、ほら!って言うのも聞こえんか
がはははは



んでも、歩いても攀じってもピークをいくつか越えても間ノ岳に着かない

クッソーーーー!プンプン

月のカケラ



何べん『ココは間ノ岳?』って思ったか
また、騙されたか?と思いつつ、
やっとこさ間ノ岳のピークを登るころには明神岳が見え始め
太陽が顔を出し
梓川、大正池、上高地、笠ヶ岳、霞沢岳
ガスがひいて展望が開けてきた。


月のカケラ


■------------------------------------->【19】つづく


【1】プロローグ
【2】どれ?どこ?どうする?
【3】ムチャやで
【4】根性の別れか!?
【5】落ちた!
【6】コントラスト
【7】山ガールの聖地
【8】人間岩盤焼き
【9】テングとビールとハイタッチ
【10】soragatikai
【11】涸沢だけに
【12】萌々タイム
【13】降らんといてや!天命水
【14】奥穂高登頂
【15】リロード不可
【16】ロバがジャンを飛ばす
【17】山に呑まれる
【18】リカバリモード