山口かおりさんのレポブログより以下、転機します☆



松原靖樹さん の【ほぼ日コラム】

「今までと同じこと」をやると「今までと同じ結果」になる

ルーティンワーク、というやつです。
規則正しく過ごしましょう、というやつです。
なぜ、毎日同じように会社に出勤するのか?

今までと同じことをする心理というのはいくつもある。
ここではカンタンに3つ。



人がつい「今までと同じことを繰り返す」理由
その①
ブロック↓
「だって、毎朝仕事に行かないと
職場で居場所がなくなって、職を失うかも。」

松自分にとっての潜在的な不都合を避けるために
「こういう場合はこうする」と行動が決まっている。
考えない。無意識でやる。当然いつも同じ結果になる。
その同じ結果はブロックだけに、自分では全然望んでいなかったりする。

職場には自分がいなけりゃダメだ、と思い込んで
しんどくても休めなくなったりする。
「居場所を失う」のが怖くて。

その②
松成功体験
「だって、毎朝仕事に行けば
お給料が得られるから!」

上手く行っているのだから、
それを繰り返し同じ素晴らしい結果を得るように動く。
そしてその条件が揃うと、いつも同じ素晴らしい(であろう)結果を得る。

この「素晴らしい結果」がいつまでも保証される、と
会社員は思い込む。


その③習慣
毎日同じように歯を磨く。
いつも同じところに歯垢がたまり、別の同じところばかりキレイになる。
習慣化されることでこれも無意識でいつも同じ結果を得るようになる。

「毎日やってるからキレイになってるはずでしょ?」
ではなくて、
「毎日同じところをやってるから、
毎日同じところだけキレイになる。」
触っていない、自分の一部が残っている。


この同じ結果の連続と反復で、同じ結果を得てしまう自分が作られる。
同じ結果を得る自分は、正しくも悪くもない

毎日同じ安心感、
毎日同じ幸せ。
それがどこか悪いの?
むしろ推奨されてない?

いいも悪いもないが、必ず知覚が狭くなる。世界が限定される。

その限定された世界の中で

上手く生きることはできる。
が、自分らしく生きることは難しくなる。


そして、そのうち
上手く生きている範囲が、自分の素の可能性の範囲を大きく下回ると、
「なんだか知らないけど、不十分」
「幸せだと言っていいと思う」「物事は上手く行っている」「不満足はない」
『が、心がモヤモヤしまくる』
ということになる。

世の「成功者」と言われる人たちが
よく語る話がある。
お金持ちになりたくて、必死でがんばって
成功して充分な富を得た。
だけど心は満たされない。

結婚して、家庭を得た。
夫は優しいし、仕事もちゃんとする。
子どもたちにも恵まれた。
一戸建ての家で、優雅な暮らし。

なのに、奥様は
心が満たされない、
と言う話も
よく聞く。


そこで成功者は、
新たな事業をする。
奥様は
不倫を試みる。

どうなる?

新しいという名のやったことがないことは
いつも必ず失敗する確率を高める。
失敗することで「やっぱり元の方が良かった」という結論になる。


心を満たそうと思って、新しいことをすると
失敗をして
いつものパターンに戻る。
いつものパターンをまた繰り返して
心が満たされないまま過ごす。

というループから
出るには?


「今までと同じこと」をやめて「今までとは違うこと」を採用してみる。
それで今までとは違う結果が手に入る。

新たな事業は始めない、
今の仕事のやり方を変える。

パートナーを変えないで、
今の夫へのかかわり方を変える、
家庭でやっていることを変える。

変化というのは変化の全てで、上手くいく変化も人は避ける。

変わることのすべてを
人間は怖れる。
でも、生きているものは

変化はするしかない。
自然科学も社会科学も変化するようにできている。
人間の体も脳も変化する。



「ダーウィンの進化論」の言葉


『生き残るのは
優秀なものではなく、
変化できるものである。』と。


変化が怖いなら、最初は実験するという考え方を取り入れてみる。

進化も、
最初はちょっとした試しの実験だったはず。

どんなに正当な理由があるとしても、同じ結果を疑うことからはじめてみる。
同じ結果に安住することはつまり、
自分に対して裏切りを持つということである。

現在の世に
恐竜はいない。
同じ状況が続くことは、安定ではなく
退化なのですね。