あの夜は心細く
孤独に染まっている

この夜は切なくて
行き場を失っている

どうにでもなれと
諦める事ばかりが
浮かんでは消える

どうせ誰にも理解出来ないと
心のシャッターを降ろしてしまう

こんな夜だから一人ではいけない
そんな夜だから酒を酌み交わす
賑やかな街の中で笑い声が恋しい

あの夜に置いてきた
取り戻せない夜明け

この夜に埋もれていく
希望と言う名の糧

誰かのせいでなく
何かのせいでなく
悔いる想いの愚かさよ

置いてきぼりの心が溺れて
街の灯りの中に静かに沈む

こんな夜だから一人ではいけない
そんな夜だからおどけて見せる
街の灯りの中で道化に変わる

陽が登り明日が来たら
顔色を替える

それは偽りの笑顔の始まり

隙を見せたりしたくない
見栄っ張りな心が自分さえ欺く

その夜の深淵に影の無い者になる