いろんなおじさん と 各国の反応 | アブダビってどこでしたっけ

アブダビってどこでしたっけ

アラブ首長国連邦(UEA)の首都、アブダビ。
夫の仕事の都合でアブダビ暮らしすることになりました。

水曜日は waonちゃん、まどかちゃん、みさきちゃんと、アドリアン・みなこちんカップルのおうちに遊びに行きました。



waonちゃん

※前からブログで連絡をくれていたwaonちゃん。

ルーシーダットンにも何回か来てくれて、実は同じ寮 (フラットは別)に住んでおります。


まどかちゃん

※waonちゃんと到着日と寮が一緒で、ルーシーにも来てくれてる。


みさきちゃんは前述


この3人とは、一緒に ごはん行ったりもできて いえい。

ぎりぎりまで絡んでいきたい所存 笑



アドリアンがフレンチ料理、みなこちんがカレー、ジュン (コリアン) が 辛い謎のヌードル を作ってくれて、waonちゃんたちがケーキを焼いて(!) 持ってきてくれて、みんなでわいわい。



誰かのおうちに行ったのは久しぶり。


よく食べて、 ものすごく 話して、 ものすごく 笑って、 幸せでございました。


それにしても、国籍を問わず、ワンピースは大人気ですな。




はてさて。


今日は、おじさんたちの話。


学校にはたくさんの生徒や先生がいて、その中には当然、おじさんもいる。


今回は、そんなおじさんたちに焦点をあててみました。



その① ドイツの顔でか健康的おじさん


お昼の授業に、キャラが濃いめのおじさん(生徒として) が登場。


おじさんの特徴 (名前を覚えていません、ごめんなさい)


・ドイツ人

・医者である

・顔がすごくでかい

・白髪だが、体毛が黒くて濃い。

・面白くなくても、教材とかイギリスジョークに対してバカウケしている。

・休憩時間に、持ち込んだPCに 前の授業の内容をまとめる、まじめ生徒である。


で、この人。


最初、授業であまり話したことがないときは、

先生のつまらないジョークに反応しすぎる彼に 若干距離を感じていたのですが、


先日、彼とペアになったら、

この人、"ただうるさく笑う人じゃなくて、普通のおもしろい いい人だ" ということがわかりました。



<私と彼の 楽しかったけれども 残念な内容の ロールプレイ>


テーマ: あなたは職場で下記の問題を抱えています。相手にアドバイスをもらいなさい。


彼の問題


・仕事がどうやっても終わらない

・職場の人と うまくいかない

・ストレスフルで最近は眠れず、参っている。

(この課題の、問題 もひどいものだ 笑)


私のアドバイスは、

to doリスト とか 作って、始業前に優先順位決めてから仕事を始めるとよい。

とか、そんなに参っているなら、転職するのもありなんじゃない?


という簡単なものでしたが、


なぜかお話がもりあがり、結果、


彼は自分から、


"同僚に薬を盛って、みんなが会社に来れない間に自分が頑張る。

結果、自分は嫌いな同僚に会わずに済むし、自分は頑張るから出世できる"。


という、ミラクルな解決策 を選んでいました。



はい、どうでもよかった。



で、彼、とても目立つ。


なぜかというと、 これ ↓ キックボード




で 通学しているから。



ティーンズが うようよしている学校の前に、 さっそうとこれで 乗りつける彼。


通学中の彼をみて、正直若干ひいた 笑 のですが、仲良くなったので勇気を出して、


「キックボード で 通学してるの?」 と聞いてみる。


すると、「そうなんだよ~!!」 と、 楽しそうにキックボードの良さを語りだす彼。


彼はホームステイをしていて、学校までは下り坂。

あっというまに学校についてしまうそうで、坂を下りるのが楽しいし、最高なんだそうだ。



ほかにもいろいろ語ってくれましたが、割愛。


というか、キックボードがほしくなるまりえ (単純)


このおじさん、もう少し観察しようと思います。




その② おじさんリチャード


この、お昼の授業の先生が、おじさんリチャード。

学校にはリチャードが何人かいて、そのうちの一人。

イギリス人。


学校の先生(おじさん) たちは、基本的にしゃれっ気なしですが、彼も同様。


シンプルよれよれめのシャツに、ズボン が定番スタイル。


彼は、毎日、自分のメモリースティックにその日使う教材を入れてきて、

その中はきちんとフォルダが整理されている。


毎日5分前には教室にきて (わたしも早めにいる 笑)、

"today's lesson" という フォルダを毎日あけて、ちゃんと準備している。


そういうところは、マルタ人の先生とは違うな、と、感心しております (上から発言)



で、彼のシンプル×ちゃんと整理したい性格、というのは 持ち物にも表れていて、



彼のバッグ = Q Market (近所のスーパー) の袋 (でかめ、マチ広め、素材しっかりめ)


バッグのなか = ペンケースと水、授業で使う教科書等


彼の水 = 1リットルのペットボトル


彼のペンケース = ジップロック。 (!!)


ジップロックには、彼のメモリースティック、ペンなどが入っており、もちろんスケスケ。

何が入っているか一目でわかる、便利仕様であります。


最初見たとき、びっくりした。





その③ グランピー・トビー


grumpy は かわいく言えば おこりんぼさん、という意味ですが、


このおじさん、私たちのクラスに不穏な空気をもたらしました。


※今のクラスは、月水金がルパート、火木がトビー。


発端は、火曜日。


アドリアンは ちょっとおしゃべりですが、いいやつ。


で、フレンチなので (国でくくっていいのかわかりませんが)

授業がつまらないと、態度にも発言にも、"つまらない" を出す。


フレンチなので ( 再び 国でくくっていいのかわかりませんが)、"つまらない"のハードルは低く、

日本人なら 疑問も持たずに黙って取りくむような課題も、

彼にとっては "つまらない" ものとなる。



で、トビーは 教材の選び方は (難しいけど) 私的に嫌いじゃないのですが、

生徒を楽しませよう という心意気は感じられない人。


彼的には、生徒は勉強しにきてるものだから、楽しむとかは必要ない、と思っているのでしょう。


授業が終了時間を迎えれば、やっているものが途中でも、やめてしまうような、ある意味 割り切ったタイプ。

(もちろん 続きはやりません)



で、火曜日。


授業後、アドリアンはトビーに呼び出され、要約すれば、


「お前の態度は なってないから、態度を改めるか、それが できないなら クラスを変えろ」 と怒られたらしい。


その日は ほかの生徒に 一回しか話しかけていない、というアドリアン。


トビーは、「お前がうるさくて、ほかの生徒が迷惑しているんだ。みんなそう言っているんだ」


と、周りを巻き込んだ発言をしたらしいのですが、

「ほかの生徒は迷惑していない」のが事実なので、そこがちょっとひっかかる。



水曜日。


授業が終わってみんながテキストをしまいだした時間帯。


アドリアンが、「昨日こう言われたんだ」 「自分もトビーも嫌な思いをするだろうから、クラスを変えるかもしれない」 と、ルパートに報告。


ルパートが、「昨日のアドリアンのとった行動がどうだったのかわからないから、何とも言えないけど、、」「まずは携帯を完全にしまうとか、いつも以上におとなしくしてみるとか。。」と相談に乗り出す。


ロッテ(オランダ) は、「トビーが そんなこと言う 権利はない」 と擁護。




すると、そこでまさかの展開。





このクラスに火曜日(= トビーが怒った日) から 新しくきた ロシア女子が、


「あなたの態度がなってない」 「ここでこういう風に話すことも間違ってる」 と、アドリアンをいきなり攻撃。


ほかの生徒が、「え? こいつ 何もこのクラスのこと もアドリアンのことも 知らなくね?」 と

ぼうぜんとしているなか、


アドリアンへの攻撃をやめない彼女。


オランダガールズ2名、 「は?何言ってんの?」的に 母国語で話し始め、若干切れ気味で 教室を退出。


そのうち、ぱらぱらと人が帰り始め、ロシアも攻撃を終えて、アドリアンとルパートが二人で話をしている。


ジュン(コリアン) と わたしはその日アドリアンのおうちに行く予定だったので、彼を待っていたのですが、


「ちょっと気になるから、大丈夫だって言ってあげたいし」 と、こーた君(16歳、とてもいい子) 。

「わたしも」と、彼を待つ日本2名。


ジュンは飄々としていて、逆に アドリアンとルパートの話が聞こえない位置で彼を待っている。




木曜日。


この日は再び トビーの授業。

アドリアンは、理由はわかりませんが欠席。

というか、火木は午前中の授業なので、人が集まりにくい(笑)。


で、 授業がはじまると、「ちょっといいですか」 と トビーを呼んで外にでる ロシア女子。


わたしは背中を向けていたため、はじめは気づかなかったのですが、


みんなが がやがや しだした + ロッテが 「あいつ なんなの、まじ最悪。」 と 爆キレしだしたので、


「え?どうしたの?」 と聞くと、


どうやらロシア女子、前日起きたことを トビーに報告している。


「えー それは ありえない」「おかしいでしょ」 とみんなで言い合うなか、


ジョルジョ 「スパーイ」

(うん、的確。でもちょっと おもしろいのは ジョルジョだから)




この流れで思ったのは、人のキャラにも当然よることですが、反応の違い。


・ロシア女子 : そもそも視点がみんなと全然違う。

ほかの生徒の反応を気にせず、自分が正しいと思ったことを、"正しいこと"として話す。


・ロッテfromオランダ : 素直にキレて、キレてる発言をして、その場を去ったり、怒っていることを態度で表す。


・クリントンみたいな名前のフレンチ: もとから大人しいので、完全に引いてる。


・こーた君とまりえの日本組 : 何が起こったか、見守って、味方であることを何らかの形で示したい。


・ジュンfrom韓国 : 冷静に飄々としていて、干渉しないでおこうという立場でいつつ、ちょっと楽しんでいる。


・ヨナfromオランダ: ロッテほどキレずとも、明らかに不快感オーラを出し、ロシア女子をにらむ。


・ジョルジョ : とても怒っていて、小さい声の大きなリアクションで fワードとか連発する。

でもなぜかおもしろい。



さて、長くなりましたが、小学校みたいだな、というか、日本でふつうに生活していたら絶対にもう起こりえない(30オーバーですし、まわりもみんな大人ですから) 経験をしたな、という話でした。


なにはともあれ、いろんなおじさんがいる。



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